Topics 毎日の経理

前号までにも「資金繰り」、「在庫管理」、「債権回収」などについて特集してきましたが、今回は再確認の意味で「毎日の経理」として改めて特集したいと思います。

資金繰り

資金繰り表に基づき、入金、出金日を把握し予め必要資金を手当てしておき、支払日前に自ら金融機関に残高の確認をしてください。金がなければ支払いはできないという当たり前の事実を把握することがまず第一歩です。

資金調達

借入金に依存する経営は不健全経営であると断定することはできませんが、借金が多い企業の大半は資金不足の状態にあると思われます。 「生産が思うようにいかない」「在庫過多に陥っている」「債権回収が長引く」「給与の支払が迫っている」等、資金不足の際に仕方なく借入に頼ることがあると思います。現在の経済状況の下では無借金経営など“理想”の姿でしかないですし、むしろ借入をうまく組込んだ経営が必要になっています。しかし、借入が原因で財務状況が悪化し、支払う資金が底をついて最悪の事態を招かない為に、どこから、いくら、いつまで借りるのかという管理を計画的に行う必要があります。

資金繰りが悪化する時

内部的要因として挙げられるものに放漫経営があります。また積極経営のつもりが無謀と言われかねない拡大路線をたどり破綻してしまうということも考えられます。また、外部的要因としては、債権のコゲ付き、不渡りの連鎖等が挙げられます。社長もしくは経理担当者は、会社の利益低下が見込まれた時点でリストラ、在庫管理の徹底を図ることが必要になってきます。

資金繰り危険度チェック!

上記のような管理を行う上でも正確な自社の財務状況を把握する上で毎日の経理を確実に行うことが重要になってきます。

帳簿の確認

取引きのあったものはすべて記載する、これが基本です。現金出納帳、預金出納帳、仕入先元帳、受取(支払)手形記入帳、などたくさんありますが、経理担当者は当然毎日記帳し、社長は少なくとも週に1度は目を通すことを心がけてください。

 

会社の利益の確保

社長は以下のことを把握している必要があります。 粗利益、営業利益そして営業外損益が収益発生を確認できるポイントになります。 特に粗利益の収益力を見れば自社の主力商品の動向が見え、営業利益の収益力からは固定費の良否が見え、また、営業外損益の収益力からは金融利子の重さが見えてきます。そして、収益の源「売上」(売上なくして利益は見込めません)の管理は粗利益の管理を意味します。 売上高は目標を達成したけれど財務状況が好転しないというのは、売上を追求しすぎて経営の本旨である利益の追求が疎かになっているといえます。物が売れないこの時代ではある程度仕方のないことかもしれませんが、利益の追求を見失うと赤字経営に陥るか、赤字になってもその原因が掴めないといった状況も生じてきます。その為にも粗利益管理は重要になってきます。

粗利益管理

粗利益=必要利益額+固定費額

また、

利 益=売上−(固定費+変動費)…@

粗利益=売上−変動費…A

Aより 売 上=粗利益+変動費

@へ代入して

利 益=粗利益+変動費−固定費−変動費

=粗利益−固定費

したがって、利益を増加させるには粗利益を増やす(つまり売上を増やすか、変動費を減らす/A参照)、または固定費を減らすことになります。このようなことを勘案して帳簿をチェックすると短期、長期の貴社における目標というものが自ずとわかってくるのではないでしょうか。

 

所長のつぶやき

今回は思い切っていつもと趣をかえてやわらかい話題を提供したいと思います。

少し前になりますが、なかなか魅力的な女性とお話をする機会がありました。いろいろと盛り上がっていくうちにアルコールも入っていたせいか男女間の話に進み、彼女曰く、「最近感じるのに、身の回りで美人も二枚目もやたらと増えているのだけど、どういうわけかいい男、いい女が少ない」

そして彼女の『いい男』の定義は以下の4条件を満たすことだと断定しています。男性諸氏にとっていくつクリアできるでしょうか。また女性にとってはどこまで実感として同意できるでしょうか。興味があるところです。ご意見、ご感想お待ちしております!

  1. 会話がはずむこと

    会話の中身は何でもよく、専門分野であれ、世間の話題でも構わないとのこと。そして生き生きと話すのは大いに○で、反面トクトクと話をする輩は興ざめで×。

  2. 自分が好ましいと感じるニオイを持っていること

    要は動物的なフェロモンとでも言うのでしょうか。そのニオイが何とも安らぎを与えてくれたり、少し興奮させてくれるのがたまらないそうです。

  3. ベッド・インした時に一番大切なのは(そのこともさることながら)、ことが終わった後の余韻を楽しむ余裕があること。

    そそくさと背中を向けたり、現実的な話をする輩は百年の恋もさめてしまうとのこと。 どこか身体の一部を軽く接触させたままとりとめのない会話ができたら最高とのこと。バイアグラのような人工的な力を借りなくてもアフター・ケアを十分にしてくれる人のほうが思いが深くなるそうです。(いずれも彼女の体験的実感だそうです)

  4. 私に誉めてもらいたくて一生懸命仕事や社会活動に精を出しているように感じられること。

仕事振りが充実していることが基本なのでしょうが、私のために、私に誉められたくてやっており、私の一言でまたまたガンバルという雰囲気が伝わってくると、好きというより、思わず可愛くて抱きしめてやりたくなるそうです。(女性の私だけを見ていてほしいという独占欲の強さがこういう形で表されるのかと感心しました)

残念ながら私では太刀打ちできませんでした…。尚、幸か不幸か、彼女は日本の男性を見限り、先日イギリスへ旅立ってしまいました。 (橋本博孔)

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