本年もあと4ヶ月で2000年を迎える時期となりました。 そこで、今回は、色々と問題となっている「コンピュター2000年問題」について取り上げてみました。

そもそも、この問題は コンピュターの処理能力が低かった時代に、データー量を節約するため西暦の下2桁で管理してきたのが原因です。 問題点として次のようなことが考えられます。

@ 西暦の下2桁が「00」の時、システムが「2000」を「1900」と認識してしまう。

A 2000年2月29日をうるう年として認識としない

B 2000年が00でなく100 などと表現される。 ......など

上記の問題からシステムの停止や日数計算、日付入力エラーが起こり受発注や生産ラインが止まったり金利や給与計算などが間違ってしまつたり、とんでもない数値を出力してしまうおそれがあります。

そこでおたずねします。 あなたの会社では、この問題に対して、どの様な対策をとられておりますでしょうか?

1.対策メンバーの設置について

2.対応作業は

3.製造ラインに関して

4.他社システムに関して

5.金融システムに関して

簡単ではありますが、気になる点をピックアップしてみました。 当事務所も先日この点について話し合いを行いその結果、1999年末迄に入力済のデーターについては帳票を出力し残す事を決めました。

所長のつぶやき

コンピューター2000年問題の前哨戦であるカーナビの誤作動は現に発生しました。1000年に一度のミレニアム(千年紀)ということで、人、物、情報の移動が一段と激しくなりそうですので、自分でできる範囲は何かを見定めて、それなりの点検、準備を心がけていきたいものです。

尚、ちょっと型破りの就任あいさつを書きましたので次に掲載させていただきます。


会務を快務に、怪務を皆無に
(名古屋税理士会総務部長就任の抱負) 会報を親しみやすくするため、長屋の八っあんと御隠居に登場していただき、軽いタッチで抱負を述べてみたいと思います。

(八)「テーヘンだよ、今度の総務部長は無口なのか六口なのかよくわからねーよ」

(隠)「そうだね。どちらの要素もあるんじゃないかね。口八丁手八丁であると同時に、自分は黙って会員の皆さんの言い分をよく聞いてくれるんだったらいい事じゃないかね」

(八)「それからなんだってね−、女性総務課長の胸を借りたいといってるようですぜ。これってセクハラじゃねえですか」

(隠)「これこれ言葉を慎みなさい。その言葉の意味は、事務局長さんの意見やアドバイスを大切にしたいといってるだけですよ」

(八)「それなら安心しやした。もっとも、そんなことがあるんなら、あっしも役員になってみてえと思わないでもなかったんですがね」

(隠)「税理士業界も規制緩和の動向に注目するとともに、本年度の基本方針で強調している公益的使命の達成ということを市民や納税者の皆さんにもっとわかりやすい形でアピールしていただきたいものですな」

(八)「あっしにはむつかしい言葉が苦手なんで。要するに一人よがりはダメなんでしょ。まわりの衆に喜んでもらえることを、まあそのー、地道に続けよということでしょ」

(隠)「八っあんにしてはいいことをいうじゃないか。それから、老婆心ながらストレスがたまらないように、会務を快務にしてしまう度量と、会務を怪務にすることは皆無にする謙虚さをもって2年間よろしくお願いしますよ」


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