今月は税務とは、少し離れて「社内の不祥事」について取り上げてみました。

経費の水増し、商品の横流し、売上金の着服など「社内の不祥事」は、まかりまがえると会社の存続をも揺るがす結果ともなりかねません。 普段からチェック体制を確立してつい出来心から不正に走るのを防止する牽制システム作りに心がけたいものです。

1.棚卸資産の不正の流出を防ぐ

2.架空経費の計上による着服を防ぐ

3.ビジネスのちょっとしたマナーの乱れが、大変につながらない様に事前のシグナルともいうべき小変を12程取り上げてみました。あなたの職場は大丈夫でしょうか。

◇@.職場の中で携帯電話による私用通話が多い
A. 失敗を一人で隠すようにする
B. 報告書を忘れる
C. 会社の秘密を友人などにもらすことがある
D. 人の代わりにタイムレコーダーを押したりする
E. 備品を粗末に扱う
F. 会社の事務用品などを私用に使っている
G. 男女間でなれなれしい言葉使いをする
H. 頬杖など悪い姿勢で仕事をしている
I. 返事の仕方がはっきりとしない
◇J. 朝の挨拶をかわさない
K. 上司に横柄な態度をとる

 所長のつぶやき

所得税の確定申告事務もいよいよヤマ場をむかえてまいりました。 例年のこととはいえ、そろそろ疲労感がたまつてきていますが、3月の声を聞いただけで もうすぐ解放されると気分的にはずい分軽いものになってきております。

ところで、″春は名のみの風の冷たさ″というのがまさに実感ですが、暖冬を帳消しにする最近の寒さをまのあたりにして自然のバランス感覚には感心させられます。

日経新聞の2月28日付朝刊「春秋」欄に面白い記事がのっていましたので紹介しておきます。 今年は、ご存知のとおり2月29日があり閏年(うるうどし)ですが、極めてめずらしい閏年とのこと。 というのは、1年の長さは約365日と0.422日で、その端数を精算するために閏年をつくっています。普通は4年に1回閏年にするが、百年に1度は閏年を省く。しかし、四百年に1回は省かずに閏年にする。そして西暦2000年の今年はその四百年に1度の閏年にあたるというのです。 次の四百年後の閏年には地球はどんなになっているのでしょうか。人類はどこまで発展進歩しているのでしょうか。はたまた滅亡してしまっているかもしれませんね。

こんなことを考えていると いま生きていることのありがたみや地球の自然環境を守っていくために自分ができることは何だろうかと前向きな気持ちになってくるのが不思議です。

今月のトピックスでとりあげた課題とはチグハグな感がしなくはありませんが、生きていくということは濁のなかに清を求め、清のなかに濁を覚悟するということのようです。こんなことを書いているのはやはり思考能力が低下している証拠ですが、せいぜい桜の開花宣言を心待ちにしてもうひと頑張りします。 (橋本)


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