|
橋本博孔税務会計事務所 〒453−0801名古屋市中村区太閤3丁目3番12号平野ビル3階 Tel: 052 (451) 8555 Fax: 052 (451) 8551 Homepage http://www.aichi-iic.or.jp/co/hasimoto-tax |
平成14年9月1日 |
トピックス 〜実務に役立つ事例集パ−トIII〜 前回に引き続き、実務に役立つ事例のうち今回は、福利厚生関係を取り上げました。簡単なコメントの表示になりますので内容については、既報の事務所通信を御参照くださるか、当事務所へお尋ね下さい。
長い夏休みも終わりました。 もっとも小生も含めて世の親達は、自分のためにどれだけ連続休暇がとれたか心許ない限りですが。 とはいえ、会社側も徐々にではありますが、ワークシェアリングという意識程でもないでしょうが、社員に対してまとまった休暇をとりやすく配慮しつつあります。 我々も自分らしい自分にあったリフレッシュ休暇の取り方、過ごし方に早く習熟していく必要がありますね。 日中はまだまだ残暑がきびしいですが、日が沈むと、どこに潜んでいたのかびっくりする程多くの虫の音がアミ戸越しに聞こえてきます。 少し仕事が一段落すると(本当はカッコよく、ワイングラスを片手にしたいのですが)読書でもしてみようかという気分になります。 「郷に入れば郷に入る」といってしまえばそれまでですが、夏の蒸し暑さも含め、季節の微妙な移ろいが味わえる日本で生まれ育ったことの幸せ(!?)みたいなものを感じる今日この頃です。 ところで、今さらと笑われるかもしれませんが、このお盆前後に、浅田次郎著『日輪の遺産』を読みました。 最初の刊行が平成4年の秋ということで、10年も前のバブル崩壊直後でしたからここでご紹介するのもおこがましい限りですが、終戦記念日の8月15日近辺にて一読する価値はいまでも十分にあると思われます。 僕より4才若いほぼ同世代の著者にして言わせるならば、「正直のところ、戦争を材に用いるには勇気が要った。・・・・・戦(争)は罪禍である。しかしおのれがその罪禍のただなかに青春を過ごした父母の血を享けていると認識し直したとき、私は戦(争)を書かねばならないと思った」と述べております。 次いでに解説者のキャッチコピーを援用しておきます。「・・・・・本書は(時価200兆円ともいわれるとんでもない)宝探しの形を取りながらも、その本質は(極限の)人間ドラマである。・・・・我々が物欲に駆られ忘れかけていたもの、失いかけていたものを魂に語りかけることで思い出させてくれる」と。 <注.( )は橋本が加筆> 高度成長の昂揚の後、振り子が反対側まで思いきり後退して必要以上に畏縮してしまっている昨今の世相にあって、もう一度人間の原点、生きることの意味をほんの束の間でしたが考えさせてくれました。 ともあれ、9月がスタートしました。実りの秋を確実にするため、夏バテを乗り越え成果の実現をめざして、着実な努力をしていきたいものです。 (所長 橋本) |