管理人かんりにんの「自動車産業じどうしゃさんぎょう高分子材料展こうぶんしざいりょうてん探訪たんぼう


平成へいせい11ねん産業技術記念館さんぎょうぎじゅつきねんかん名古屋市西区なごやしにしく)におきまして、
高分子材料展こうぶんしざいりょうてんひらかれました。

高分子こうぶんし基礎きそ基礎きそが 非常ひじょうに わかりやす
展示てんじされておりましたので、ここにふたたび アップさせていただきます。
よかったら、ごらんください。 


物質ぶっしつ原子げんしという非常ひじょうちいさな粒子りゅうしからっており、
その原子げんしがつながり分子ぶんしになる。

物質ぶっしつには有機物ゆうきぶつ無機物むきぶつがあり、
無機物むきぶつにはガラスなどのセラミックスやてつなどの金属きんぞくがある。

有機物ゆうきぶつ基本的きほんてきには炭素原子たんそげんし水素原子すいそげんしからなり、
その炭素原子たんそげんしが ながくつながったものが高分子こうぶんしである。

プラスチック(樹脂じゅし)やゴムは 高分子こうぶんし一種いっしゅである。

高分子こうぶんしは 原子げんしかえしつながった1分子ぶんし巨大分子きょだいぶんし)である。 
このかんがかたは20世紀せいきはじめころ発見はっけんされた。
その分子量ぶんしりょうは ちいさいもので1000、
おおきいもので1億程度おくていどまである。
人間にんげんのDNAは100億程度おくていどわれている。

近年きんねん合成高分子ごうせいこうぶんしは、性質せいしつ用途ようとにより分類ぶんるいできる。
熱可塑性樹脂ねつかそせいじゅしは もっとひろ使用しようされているが、
ねつによってけて(やわらかくなって)いろいろなかたちにできる。
たとえば、物袋ものぶくろ使つかわれている
ポリエチレンや自動車じどうしゃのバンパに使つかわれるポリプロピレン、
ストッキングに使つかわれるナイロンなどがその代表だいひょう。 
 
熱硬化性樹脂ねつこうかせいじゅしねつにより、かたくなってしまう樹脂じゅしのことである。
たとえば自動車じどうしゃ使つかわれている塗料とりょうなどが その代表だいひょうである。
そのほか自動車じどうしゃのタイヤやホース チューブに使つかわれるゴム、
洋服ようふく自動車じどうしゃのシートに使つかわれる繊維せんい
自動車じどうしゃになくてはならない接着剤せっちゃくざい高分子こうぶんしである
ポリエチレンの分子構造ぶんしこうぞう 人間にんげんのDNAの分子構造ぶんしこうぞう 
プラスチック、合成ごうせいゴムは 石油せきゆからつくられます。
そのなかでも沸点ふってん利用りようして分離精製ぶんりせいせいしたナフサからまれます。



ひだりが 原油げんゆ
     みぎが ナフサ    
プラスチックの原料げんりょう  うえがゴムのからった
樹液じゅえきで ラテックス
 
したが それからつくった
天然てんねんゴム 
ナフサからつくった
合成ごうせいゴム 


ゴムの成形せいけい
なまゴムのままでは、弾力性だんりょくせいがないためイオウ(硫黄いおう)をくわえて、
圧力あつりょくくわえながら加熱かねつし、加硫かりゅうおこう。
加硫かりゅうするとゴムの分子間ぶんしかん硫黄分子いおうぶんしがつなぎ(架橋かきょうという)、
弾力性だんりょくせいしょうじる。ゴムを変形へんけいさせるまえは、ゴムの分子間ぶんしかん
まるまっているが、変形へんけいさせると分子ぶんし分子ぶんしあいだ距離きょりひろがり、
ちからのぞくとゴムの分子ぶんしもともどろうとするのをイオウが手助てだすけする。

以上:資料及び画像は、産業技術記念・館特別展から引用
名古屋市西区則武新町4丁目1番35
052−551−6115