物質は原子という非常に小さな粒子から成り立っており、
その原子がつながり分子になる。
物質には有機物と無機物があり、
無機物にはガラスなどのセラミックスや鉄などの金属がある。
有機物は基本的には炭素原子と水素原子からなり、
その炭素原子が 長くつながったものが高分子である。
プラスチック(樹脂)やゴムは 高分子の一種である。
高分子は 原子が繰り返しつながった1分子(巨大分子)である。
この考え方は20世紀はじめ頃に発見された。
その分子量は 小さいもので1000、
大きいもので1億程度まである。
人間のDNAは100億程度と言われている。
近年の合成高分子は、性質や用途により分類できる。
熱可塑性樹脂は 最も広く使用されているが、
熱によって溶けて(柔らかくなって)いろいろな形にできる。
例えば、買い物袋に使われている
ポリエチレンや自動車のバンパに使われるポリプロピレン、
ストッキングに使われるナイロンなどがその代表。
熱硬化性樹脂は熱により、硬くなってしまう樹脂のことである。
例えば自動車に使われている塗料などが その代表である。
その他に自動車のタイヤやホース チューブに使われるゴム、
洋服や自動車のシートに使われる繊維、
自動車になくてはならない接着剤も高分子である |
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