BFL
5700SO<はじめに>
嫌気性中で含まれるイオウ分が分解されたり亜硫酸や硫酸塩が還元されますと硫化物が出来上がります。最も知られた硫化物は硫化水素(
H2S)です。これは無色で可燃性のあるガスで、特徴として腐った卵状のにおいがあります。
大気中に硫化水素が全てが放出されないときは配管の上部に蓄積が始まることがあります。硫化水素は酸化されますと硫酸を形成して鉄やコンクリートの処理施設の配管を腐食しはじめ、最終的には施設を破壊してしまいます。硫化水素はまた硝化細菌にとって毒性があります。硝化細菌は非常に環境の変化に敏感でたとえ微量でも硫化水素が存在していると硝化菌のバイオマスは消滅してしまいます。結果として、硝化作用がなくなると排水中のアンモニア濃度は高まり、魚類などの生物が死に排水基準も達成ができなくなります。
ポンプなどの閉じられた空間の中に蓄積する硫化水素は作業をする方々の健康にも有害です。多くのポンプのある場所では管理者は梯子を降りてフロートのチェックや修理をしないといけないのですが、こうした場所で硫化水素ガスが蓄積されますと人の健康と安全が脅威に曝されます。
<BFL5700SOとは何か?>
BFL5700SOは微生物剤で生物的に硫化水素などの硫化物をを酸化して無害で無臭にし他のイオウ化合物を最終的に硫酸塩の形に還元する独立栄養細菌(ケモリソトロフィック)から出来ています。ガススクラバー、バイオスクラバー、バイオフィルターに最適です。
BFL5700SOの微生物の成長は非常に遅くて,十分な量の微生物を確保するためにはできるだけ早く追加投与を十分にすることが重要になります。定期的な追加投与がバイオマスと成果を安定したものにします。
<BFL5700SOをご使用になるメリットのある例は?>
<BFL5700SOのご使用になれる施設は?>
BFL5700
は他のBFLのシリーズとともに用いることができます。
<BFL5700SOのご使用の際の可動範囲>
下限値 最適値 上限値
PH
6.0 7.0 8.5温度(摂氏) 5 25−30 40
<ご使用方法>
この微生物剤はシリアルベースに安定固着させた形になっていますのでご使用に際しては水を加えて再活性化する必要があります。決められた分量を適切な容器の中のぬるま湯(約摂氏
30度)の中に加えてください。本剤1に対してぬるま湯10の割合でお願いします。そしてよくかき混ぜた上で一時間放置して微生物を活性化させてください。用途によりかなり状況が違いますし異なった特徴がありますので投与の計画を作る前に現場をよく調査することが必要になります。詳細に関しては御問合せください。
<製品の安全性>
BFL
5700SOの微生物は全て自然環境の中より分離したものです。いかなる遺伝子操作も加えていません。これらの同一祖先を持ち遺伝子が平衡になった個体群は人体、動物、植物に対して無害です。第三者の研究所の試験でもサルモネラ菌その他の汚染物質、病原物質を含まないことが明らかになっています。
<保管と取扱に関する注意事項>
保管:直射日光および高温多湿を避ける。冷暗所にて保存をする。
取扱:過度の吸引を避ける。取扱後はぬるま湯程度の温度の石鹸水で十分に手を洗う。
原産地:アイルランド
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Original: 2007-April-4; updated: 2007-April-24; (C) 2007 by Meitoh Kasei Co., Ltd.名東化製株式会社,all rights reserved.