高濃度の塩分の衝撃を和らげ塩分濃縮を抑制し土中から塩分を移動しやすくし植物と微生物を成長促進する塩害改良剤

フィックス

pHix

土壌中の塩分は植物の成長や微生物の増殖に重大な影響を与えます。高い濃度の塩分やナトリウムの存在する土壌では植物や微生物の成長は極めて難しいです。さらに土壌だけでなく塩分の蓄積により問題が生じる素材の中から塩分の衝撃を和らげて塩分が移動しやすくなり結果的に土壌から除くこともフィックスを使用することにより可能になります。塩分の濃縮が抑制されますので植物も微生物も本来の活動ができます。さらに微生物を使用したバイオレメディエーションの中で高濃度の塩分が生物処理の妨げになるような場合、微生物が動きやすくなる環境を作ります。

 

フィックスとは?

 

フィックスは褐色の亜炭と選び抜かれたペプチドを用いて高圧をかけた発酵過程を経て極めてユニークな有機酸複合体を形成する特殊な製法で作られた液体のフミン酸を主成分とする商品です。この製造法はバイオサーファクタント(微生物が作り出す天然の界面活性剤)を作りだしそれが数多くの他の商品にない特性をフィックスに与えます。フィックスは海草の抽出物も含みます。また13.9%のフミン酸、1.1%のタンパク質、0.5%の炭水化物、0.03%のその他の有機物を含みます。

 

フィックスは高濃度の塩分やナトリウムが過剰な土壌の中で塩分に敏感な植物の成長や土壌微生物に対して与える衝撃を和らげます。可溶性の塩分が土中で移動しやすくなり根の周辺で濃縮することを抑制します。フィックスの組成は土壌微生物を刺激するだけでなく、一緒になって働きます。高い濃度の塩分が問題となるところで植物を成長させ微生物を増殖させます。

 

フィックスをご使用になるメリットは?

 

フィックスの物性

 

外観  :   黒褐色の液体

臭い  :   マイルドなイオウ臭

沸点  :   摂氏100度以上

水に対する可溶性 :  完全

比重       :  1.056

揮発物      :  なし

PH       :  9.0-9.5

 

フィックスのご使用量は?

 

通常のおすすめするフィックスの使用量は約3.78リットル/4,046.8平方メートル(1リットルあたり約1,070平方メートル)です。塩分の量が非常に多かったり、ナトリウムの量が過剰であったりする場合はフィックスの使用量を増やす必要があります。こうした土壌では2-3年にわたりご使用いただくことが必要になる場合もあります。地質学上、塩分やナトリウムが過剰な土地では毎年ご使用していただくことになる場合もあります。対象となる場所に十分に散布できるように十分な水で希釈して散布してください。フィックスはほとんど全ての肥料、植え込む前に散布する殺虫剤と一緒に用いていただく

ことができますが、念のために事前に試験を行った上でご使用になってください。

 

対象となる場所にできるだけ均等になるように散布をしてください。普通は1リットルのフィックスで約1,070平方メートルの面積の処理が可能です。

効率良く結果を出すためには春か秋にご使用になるのが良いです。土壌に適切な水分がないと塩分の量の改善ができませんので。植物の成長中にも用いることはできますが、大事なことは土壌と直接に接触すること適切な水分があるということです。土壌中に水分を通じて本剤の成分が行き渡ることが必要です。

 

ご使用方法は?

 

  1. タンクを十分にきれいに清掃をしてください。
  2. タンク内に十分な水を満たしてください。ただしフィックスを入れるスペースは空けてください。通常の場合1エーカー(約4,046平方メートル)の場合は37.8リットルから75.6リットルの水で希釈します。水の量が多ければ多いほど散布はしやすくなります。
  3. フィックスをタンクに入れてください。フィックス 1リットルで約1,070平方メートルの処理が可能です。
  4. 対象となる場所に散布してください。

 

フィックスを溶かすためには水が必要ですし、可溶性の塩類を金属イオン封鎖するためにも水が必要です。イオウの臭いがフィックスにはあります。不快かもしれませんが有害性はありません。

 

原産地:アメリカ合衆国

 

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Original: 2007-April-5; updated: 2007-April-5; (C) 2007 by Meitoh Kasei Co., Ltd.名東化製株式会社,all rights reserved.
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