土壌汚染防止用の土壌保全密閉素材

トリソプラスト

TRISOPLAST


 

従来の無機質密閉に比べて水の透過性を少なくとも100分の1から1000分の1に低下させます。

地下水汚染、土壌汚染を防止します!

 

最近、特に「環境を大事にしなくては」という認識がますます高まっています。これに関しては大気汚染と水質管理に関する対策が必要ですが土壌保全の分野にも大きな力が注がれています。GID環境技術社はオランダの大手ゼネコンのVan de Biggelaarの関連会社です。オランダ政府の補助金を受けながら土壌密閉に使用されるベントナイトに代わる新素材トリソプラストを開発しました。

その後、大学研究機関の各種テストを経て、トリソプラストを商品化、オランダをはじめ、フィンランド、ドイツ、ベルギーにて埋立地の土壌密閉剤として埋立仕様に組込まれた事により業容が急速に拡大しています。今やEU内での標準的な工法になりつつあります。

 

 

トリソプラストとは何か?

 

トリソプラストは土壌汚染防止のための画期的な素材でGID環境技術社が開発した特許製品です。トリソプラストはキャリアー物質(砂など)と混ぜ合わせた粘土ゲルからなります。トリソプラストを施工した層に水が浸透すると粘土質(ベントナイト)とポリマーの混合物が粘土ゲルを形成します。そして粘土質とポリマーの間に存在する化学結合ネットワークにより非常に緻密なゲル構造が生じます。これにより従来の無機質密閉に比べて遮断特性が大きく改善されて水の透過性も低下しました(従来の無機質密閉に比べて少なくとも100分の1ないし1000分の1に低下)

 

 

トリソプラストはどこで利用するのか?

 

トリソプラストはゴミ収容所、企業用地、タンク貯蔵所、貯蔵・貯水施設、土壌浄化作業、浚渫土貯蔵所、仕分けゴミ捨て場、工業用洗浄作業所、厩肥貯蔵所、池などの造成などにおける土壌遮断に利用され土壌汚染を防止します。

トリソプラストは透過性が非常に低いために施工層がとても薄くてすみます。トリソプラストを用いることで土壌の負担軽減、原料消費の削減、収容キャパシティ増大につながります。

 

 

トリソプラストを利用するメリットは?

 

 

オランダ環境省が設立した土壌汚染関連団体の土壌保全鑑定ネットワークはトリソプラストについて「従来の無機質密閉に比べて非常に優れている」と評価しています。そのメリットは以下のようなところにあります。

 

透過性が非常に低い

施工層が薄いためにスペースを大幅に節約できる

自復性が高い

可塑性が高いために据付の差に順応できる

ゲル組織が侵食を防ぐ

化学的な安定度により大幅な改善がみられる

気体透過性がさらに極小

施工上の不正確さに影響を受けにくい

構造への接続が簡単

施工が簡単

 

可塑性と自復性とは?

 

トリソプラストの構造はチューインガムのような特性で可塑性が非常に高くなっています。従来の無機質密閉では手早く行われた不ぞろいな施工や可塑性が低い場合に密閉層にひびが生じることがあります。トリソプラスト層は変形・伸縮できるために土壌の歪や沈下に対応できます。その上トリソプラスト粘土ゲルは膨張性が高いので損傷を生じても高い自復性を発揮します。その際にポリマーとの結合のおかげで粘土質が侵食されることはありません。効果的な土壌汚染防止対策となります。

 

利用が簡単です

 

これは乾性の素材で可動式の混合装置で混ぜ合わせたのち水圧クレーンで簡単に施工できローラーあるいは振動板で圧縮できます。

 

EUでの実績

 

オランダにおいては土壌密閉素材として90%近いシェアーを占めています。

 

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原産地:オランダ

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Original: 2002-March-12; updated: 2004-May-17; (C) 2002 by Meitoh Kasei Co., Ltd.名東化製株式会社,all rights reserved.
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