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橋本博孔税務会計事務所 〒453−0801 名古屋市中村区太閤3丁目3番12号 平野ビル3階 Tel: 052-451-8555 Fax: 052-451-8551 |
平成17年10月1日 |
トピックス 〜土地の相続税評価額(広大地)〜
国土交通省は去る9月20日、今年7月1日現在の都道府県地価(基準地価)の調査結果を発表しました。 対前年比の全国平均は14年連続ダウンの4.2%下落でしたが、下落幅は2年連続で縮小。名古屋圏では復調が際立ち、商業地は名古屋市中村区・名古屋駅前の大名古屋ビルヂングが2年連続で全国トップの上昇率(30.6%)。 住宅地も名古屋市瑞穂区などが地下鉄名城線の環状化効果でバブル崩壊以来15年ぶりに上昇しています。 所長のつぶやき・・・・・・ 事務所通信が先月で100号を迎えました。今月から次の200号を目指して新たなスタ−トをしたいと思います。 ‘暑さ寒さも彼岸まで’とはよく言ったものです。空の雲も入道雲からいつの間にか鰯雲に入れ替わっていますし、締め切った部屋にも秋本番を伝える虫の鳴き声が勢いを増しています。 それにしても、先月の9月は国の内外で大きな事件やイベントが目白押しでした。まずはなんといっても、小泉首相が仕掛けた‘郵政’解散でした。争点隠しならぬ争点のデフォルメ化が見事に成功し小泉自民党の圧勝で決着がつきました。 この結果、これ以上は先送りが許されない程に追い込まれている財政再建に本腰を入れることになることが予想されます。ということは、定率減税の完全廃止を皮切りに低所得者層を中心にした大増税路線がひたひたと押し寄せてくることは避けようがありません。そんなつもりで投票したのではないと叫んでも、「白紙委任」をしてしまった以上は今さらどうしようもないのかなと自嘲気味の心境です。 次に、愛知万博の予想をはるかに超える盛況ぶりでした。当初予想の1500万人を軽く突破して最終的には2200万人に到達していました。今世紀最初の万博は‘これ!’という決定的なコンセプトがないにもかかわらず、それでも大勢の人が足を運ぶという、名古屋の地場の特徴そのままで、結果として元気な名古屋を象徴していました。 そしてもう一つはアメリカでのハリケ−ン被害の大きさでした。アメリカの強さに隠れた暗部をものの見事にあぶり出してくれました。自然の脅威を前にして人工のもろさをいやという程見せつけられたのに加えて、貧富の格差が社会的インフラにも貫徹しているということが実証されていました。 なにはともあれ、不思議なほど、台風も地震も名古屋地区を避けているような昨今です。万博の熱気がそうさせているのかなと、根拠のない楽観に浸りながらも、今のうちにせいぜい防災の準備と心構えをしていきたいものです。 (所長 橋本) |