橋本博孔税務会計事務所

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平成18年3月1日



 トピックス 〜平成18年度税制改正大綱パートU〜


 前号では税制改正大綱の内、法人税関係で注目されているものの中から一部を抜粋してお届け致しました。今回は、前号の2.で取り上げましたオ−ナ−会社社長の役員報酬の損金算入制限について詳しく説明したいと思います。

 尚、ご質問は弊事務所へ気軽にお寄せ下さい。


《オ−ナ−会社社長の役員報酬の損金算入の制限》



 実質的な一人会社のオーナーへの役員報酬については、給与所得控除額相当部分を法人段階で損金算入を制限するものです。ただし、一定の場合については、除外されます。


1.
実質的な一人会社とは次の@Aを同時に満たす会社とされています。


@

同族会社の業務を主宰する役員及びその同族関係者等が発行済株式総数の90%以上を有する

A

同族関係者が、常務に従事する役員の過半数を占める場合

 @の業務を主宰する役員とは、経営権を行使して職務を執行する中心的な役員1名(一般的には、代表取締役社長を指します)。

2.
ただし書きの「一定の場合」について



@

所得(課税所得+オーナー報酬)が年800万円以下の場合

A

所得(課税所得+オーナー報酬)が年800万円超年3,000万円以下でありかつ、オ−ナ−報酬の当該所得に占める割合が、50%以下である場合

上記@またはAについては、適用が除外されます。

上記( )書きの課税所得が欠損の場合は、ナイナスとして損益通算する見込みです。

3.
適用時期について


平成18年4月1日以後開始事業年度より。例えば、9月決算の場合でしたら平成18年10月1日開始事業年度より適用されます。

4.
適用除外のための方策例


今回の実質的な一人会社から回避する為の方策として、オーナー所有株式を従業員及び知人等、信頼できる人に譲渡し90%基準をクリヤーするのも有効な手段と考えられます。今後の具体的な方法論としては、じっくりと相談してまいりたいと考えております。




《前号の交際費課税について》

前号(NO106)で交際費等の内、飲食代金1人当たり5,000円以下の損金算入制度について、中小企業であれば・・・との記入がありましたがこれは、中小企業だけに限定されておりません。お詫びして訂正します。





所長のつぶやき・・・・・・


 3月に入り、三寒四温という表現がぴったりです。隣の畑では、梅も満を持していたかのように蕾がいっせいにほころび、可憐な花でまもなく満開となることでしょう。


 さて、確定申告期間のただ中で、繁忙期のピ−クを迎えております。本業と会務の二正面作戦で肉体的にはかなり疲労が蓄積していますが、意外と精神的には明るくストレスも上手に発散しております。この点が少しは自慢できる小生の取り柄なんでしょう。


 名古屋会でも日税連でも広報部門を所掌しており、この時期、対外広報に熱が入り、東京、名古屋でとマスコミを精力的に訪問して税理士、税理士制度への親しみやすさや更なる理解を深めるためいい汗をかいております(ときに自身がラジオに生出演して緊張感を楽しんでいます)。


 ところで、最近「脳年齢」という言葉を耳にしませんか。「体力年齢」と対比した「精神年齢」という言葉はポピュラ−になっていますが、まだまだ「脳年齢」という言葉は耳新しい言葉のようです。要は加齢に伴うボケ、認知症を意識した新語として定着してきました。


 サントリ−が発行している健康雑誌‘美感遊創’の最新号で以下のようなチェック表が掲載されていました。皆さんもトライしてみてはいかがでしょう。


 それと相前後したのが、他ならぬライブドアショックです。東京証券取引所が全面取引停止に追い込まれるというまさにメガトン級の衝撃でした。この数年間、堀江貴文(前)社長、通称ホリエモンのあまりにもハデハデしい言動にあまたの政財界のトップクラス諸氏が眩惑されたのでした。(小泉首相しかり、あの奥田日本経団連会長までも・・・)


 (所長 橋本)   

<あなたの脳年齢をチェック>
下記で、あなたに当てはまる項目をチェックしてみましょう。


・ 最新のデジタルカメラで、写真撮影ができる

・ 一ヶ月以内に最新の映画を観た

・ 最近、新しいレストランへ行った

・ 携帯電話を持っている(使える)

・ 食事は1日3回、腹八分目に食べる

・ 毎日20分以上歩いている

・ 笑うことが好き

・ 人の夢を聞くことは刺激になって楽しい

・ 一人旅も楽しめる

・ 掃除、料理、洗濯は自分でできる

・ テレビを見て怒ったり、笑ったり、感動したりすることが多い

・ 絵を描くのが好き

・ 1週間に3冊は本を読む

・ 人から注意を受けたとき素直に聞くことができる

・ 毎日熟睡でき、目覚めも良い

・ 異業種や年齢の離れた友人がいる

・ 異性に興味がある

・ 旅行が好きで、年1回は海外旅行も楽しむ



<判定結果>


15個以上 (若い脳 10〜20歳代):
   活動的で、何でも吸収しようとしている若々しい脳

10〜14個(意欲的な脳 30〜40歳代):
    行動に落ち着きがあり、新しいことに挑戦する意欲のある脳

6〜9個 (安定した脳 50〜60歳代)
   生き方が安定して、ややもすると衰えていく傾向の脳

5個以下 (老いた脳 70歳代以上):
   活動性を失い、このままでは認知症になる危険のある脳






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