橋本博孔税務会計事務所

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平成20年2月1日



 トピックス 〜個人所得税確定申告〜


 2月に入り、お手元に各税務署より個人確定申告書の用紙も届いていることと思います。

いよいよ確定申告が2月18日より始まります。もう既に申告の準備が整い、あるいは還付申告で早い方は、確定申告を済まされている人も見えるかもしれませんね。


今回は個人の所得税確定申告について、今年の改正点並びに留意事項をご案内します。


 ご質問は弊事務所へお気軽にお寄せ下さい。



 
 平成19年の所得税の主な改正点

 

 1.定率減税が廃止されました。

 2.所得税の税率構造が改められました(地方への税源移譲とセットです)。

 3.損害保険料控除が改組され、地震保険料控除が創設されました。

 4.住宅借入金等特別控除の控除額の特例が創設されました。
   増改築等の範囲に一定のバリヤフリー改修工事が加えられました。

 5.寄付金控除及び政党寄付金控除の控除対象限度額が総所得金額等の100分の40相当額に引き上げられました。

 6.本人の電子署名及びその電子署名に係る電子証明書を付して所得税の確定申告をe−Taxで行うと、最高5千円の所得税控除が受けられることとなりました。
   (平成19年分又は平成20年分のいずれか1回)


 
 その他の留意事項

 

(1)個人市民税、県民税に住宅借入金等特別税額控除が創設されました。
所得税から住民税への税源移譲により平成19年以降の所得税で控除しきれなかった「住宅借入金等特別税額控除」を翌年度の個人市県民税から控除します。

但し、個人市民税・県民税の住宅借入金等特別控除の適用を受けるには各市町村に申告が必要です。

名古屋市のホームページを見ますと、税務署へ確定申告書を提出される方は、「確定申告書を提出する納税者用」を、給与収入のみで確定申告を提出されない方につきましては、「給与収入のみを有しており確定申告書を提出しない納税者用」を使用して申告することになっております。

いずれにしても、この適用を受けるためには、「住宅借入金等特別税額控除申告書」の提出が必要となります。

(2)上場株式の譲渡損失がある場合


株式の譲渡損益については、確定申告により所得税が清算されますが、証券会社において特定口座を開設し、源泉分課税を選択しますと、税金においてはそれのみで完結し、特に確定申告の必要もありません。

しかしながら、譲渡損失がある人は、その譲渡損失を翌年以降の譲渡益と通算するためには、所得税の確定申告書に付表(上場株式等に係る譲渡損失の繰越用)を添付する必要があります。





所長のつぶやき・・・・・・


 つい先日、新年の挨拶をしたのも束の間、もう2月になってしまいました。

 3日が節分、4日が立春です。1年で一番寒さがつのる今日この頃ですが、「立春」という言葉を聞くと、なんとなく日差しが春めいて感じられます。


 今年は単なる予感ではなく、一足早く実際に春を体感してきました。というのも、先週末、沖縄で開かれた甥の結婚式に参列したからです。沖縄での結婚式は初めての経験でした。夕方の5時から挙式が始まり、披露宴はなんと6時から9時まで(実際は10時まででした)披露宴参加者は200名を超え、親族の多さもさることながら、新郎新婦の友人、知人が多数参加されているのに驚きました。披露宴のアトラクションのために友人が事前に集まって歌や踊りの練習に励んだそうです。披露宴の最後は舞台の上で参加者が皆エイサーの踊りを踊り、新郎の胴上げで締めくくるといった楽しく心温まるものでした。


 明るく陽気な沖縄県人の人柄と、人との付き合いを大切にする土地柄に感心しました。その他、沖縄独特だと思ったことは、新郎新婦の両親等の席がメインテーブルに陣取っていたことでした。一見奇異な感じがしますが、小生の本音から言えば、長女の結婚式においても、そうできたら感激も一層深まったと感じた次第です。末席から遠慮がちに娘の晴れ姿を見つめるのも、風情がなくはありませんが、間近にて感動を共有できるのに越したことはありません。


 翌日はあいにくの小雨でしたが、那覇市から1時間程の八重岳の桜見物に出かけました。ヒガン桜の一種の小粒で紅色の可憐な花が道路の両側で咲き乱れ、丁度満開といったところでした。気温が17、8度くらいで、名古屋が大寒の寒さの頃に春を満喫することができました。その後、沖縄海洋博の跡地にある「美ら海水族館」に足を伸ばし、大きなジンベイ鮫やマンタの悠々たる遊泳ぶりを堪能しました。名古屋の地では時間に追われ、せせこましい毎日ですが、時にはこうしてゆったりと過ごすことは文字通り命の洗濯になります。


 とはいえ、年明けから、政治も経済も国民の期待に逆行することの方が多いようです。親子間の殺伐たる、あるいは寒心する事件が後を絶たないことに心を暗くしています。今年も多事多難が予想されますが、幸いにして小生の周りでは暗いニユースがないのが救いとなっております。




 <和奏(わかな)通信>

 一人歩きを始めた孫の和奏は、自由に歩けることが嬉しくてたまらない様子です。お気に入りのおもちゃや本を持ちながら、すたすたと部屋を歩き回っております。何事にも興味津々、好奇心旺盛で引き出しや戸棚を開け、中をのぞき込んでいる時の嬉しそうな顔!「目を輝かす」とはこういうことを言うのだと感心してしまうほどです。自分たちが子育てをしている頃には見逃していた一つ一つの成長の過程を見つけ、喜びあえる余裕があることに幸せを感じている次第です。



(平成20年 2月1日 所長 橋本)   





                 



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