橋本博孔税務会計事務所

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平成20年9月1日



 トピックス 〜政治資金監査について〜


 今回は、新たに創設された政治資金監査の内容に関してポイントとなる部分について解説させていただきます。

 尚、ご質問は弊事務所へお気軽にお寄せ下さい。



 
T.政治資金規正法改正の経緯

 

● 最近、再び政治団体をめぐる事務所費や光熱水費等の不透明な支出について、マスコミが報道しております。このように政治資金の使い途に対する国民の政治不信に対処するため、平成19年12月、政治資金規正法の改正案が議員立法として提出され、成立しました。


● 改正法の考え方は、国会議員が関係する政治団体の範囲を法律上明確にし、これに該当する政治団体に対して、収支報告の適正の確保と透明性の向上のために一定の義務を課すものです。



 
 U.登録政治資金監査人制度のポイント

 


外部性を有する第三者による監査

 政治資金監査は、外部性を有する第三者が、収支報告書のみならず,政治団体の内部資料である会計帳簿や領収書等の現物を含めて監査を実施します。



すべての支出の確認


 政治資金監査は、会計帳簿及び収支報告書と支出の裏付けとなるすべての領収書等とを突合させる全数調査(つまり、サンプル調査ではない)により実施します。



現地・現物確認


 政治資金監査は、政治団体の事務所で実施するとともに、会計帳簿、領収書等の関係書類については、写しではなくその現物を監査します。



会計責任者に対するヒアリング 〜職業的専門家による確認〜


 税理士、弁護士、公認会計士という職業的専門家である登録政治資金監査人が会計責任者本人に対しヒアリングを行い、書面監査では支出の状況が確認できなかったものや書面監査で支出の状況を確認したうち一定の支出(人件費を除く経常経費、他の政治団体に対する支出等)について、その詳細を確認します。



登録政治資金監査人の役割


 但し、監査の結果として、適正性・適法性についての意見表明はしません。また、政治資金の使途の妥当性を評価するものではありません。


 
             


*外部的・専門的な目で確認されることにより、内部処理により生じうる誤りを防止し、収支報告の適正の確保と透明性が向上します。


*政治団体の会計処理の適正化をはかります。







所長のつぶやき・・・・・・


 昨年まで9月1日号は、決まり文句として、「残暑お見舞い申し上げます」でスタートしていましたが、今年は様子が変です。8年前の東海豪雨の再来です。幸いにして、我が家の周辺は何の被害もなくホッとしているところです。とはいえ、岡崎を中心とした三河地域や全国的にも記録破りの局所的集中豪雨に見舞われております。災害ボランティアの活躍もあり、一日も早い復旧と正常な生活機能が回復することを祈るばかりです。


 とはいえ、小生も先週の東京出張時には小田原付近の大雨の影響で、余裕をもって乗車時刻を設定していたものの会議に遅刻してしまいました。また、今度の集中豪雨のため、職員の娘さんが東京から名古屋へ帰る際に、三河安城駅にて3時間以上も足止めを受け、迎えに行った職員も深夜から早朝まで車の中で浸水をひやひやしながら待機していたという羽目に陥りました。


 今日は防災の日でもあります。地震や台風を含め、自然の猛威にはめっぽう弱くなっている都市機能の脆弱さに十分に気をつけて、日頃から防災意識を高めていきたいものです。‘とっさの時’に慌てることのないよう避難グッズの点検や避難先・ルートを家族、職場単位で確認しておきましょう。


 このお盆の期間中、次女が結婚しました。本人の希望もあり、猛暑を避けて海外で挙式をしました。両親と姉夫婦and和奏にごく親しい友人が参列するという至ってシンプルな結婚式・披露宴となりました。飛行機、宿泊から式場・料理の手配まで娘が準備に当たるというように文字通り手造りの結婚式となり、日本式とは一味違った、心の通った実にアットホームな結婚式を経験することができました。(もっとも、親戚筋には多少義理を欠いてしまいましたが。)


 式が終わった後は各々のグループや合同でゆったりと旅行を楽しむこともでき、このスタイルも実に捨てがたいものだと実感し、大いに満足した次第です。





 <和奏(わかな)通信>


 和奏も海外旅行に初挑戦しました。機内の気圧の急激な変化や時差にうまく対応できるか、出発するまで不安が尽きませんでした。多少ぐずって娘夫婦もしんどい思いをしましたが、現地では普段通りで、周囲の大人達にも愛嬌を振りまき、相変わらず人気者でした。日焼けが心配でしたが、プールや海で、あるいは砂遊びに興じ、‘じいじ’としても大満足でした。


 それにしても2才の誕生日が近づいてきますと乳児ではなく幼児らしくなってきました。大人の言葉をかなり理解するようになり、言葉がどんどん増え、会話(!?)ができるようになっています。単語から文節まじりというように、言葉の発達過程が伝わってきて、小生の子育て時代には(忙しくて)気づかずにいた成長ぶりに今更ながら拍手を送りたい心境です。


 保育園での生活にも徐々に溶け込んで、朝は娘が送り、帰りは家内が迎えに行くというリズムが程よいペースとなっています。元気で健康に毎日を過ごしてくれるのが何よりも我々夫婦への‘ビタミン愛’となっております。



(平成20年9月1日 所長 橋本)   




                 



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