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橋本博孔税務会計事務所 〒453−0801 名古屋市中村区太閤3丁目3番12号 平野ビル3階 Tel: 052-451-8555 Fax: 052-451-8551 |
平成21年3月1日 |
トピックス 〜中小企業緊急雇用安定助成金について〜
所長のつぶやき・・・・・・ 確定申告が佳境を迎えております。今年は土地の譲渡所得が散見され、昨年前半の土地取引が活発だったことが頷けます。 そして、着実に増加しているのが医療費の領収書です。高齢者や病気がちの家族がいますと、金額もさることながら枚数も多く大型封筒に入りきらないほどです。反面、全然お医者さんのお世話になっていない関与先もあり、景気、不景気とは異なった健康面の動向も気になるところです。 さて、年が明けてから2ヶ月が経ち、マクロ的な経済指標ばかりでなく、身の回りでも不況の影響が深刻になってきております。自動車関連、建設業界等、下請け企業を中心に受注の激減ぶりが現実のものとなっております。なんとか新製品の開発、新商品への取り組みにより、受注先の開拓、多様化に心掛けていただき、売上の減少を最小限に止めていただきたいと切望する次第です。 幸いにして、石油やエネルギー関連、あるいは原材料価格も下落基調が明らかになってきております。原価低減を最大限活用できる工夫も更に推し進めていただきたいと思います。 一方、世界に目を向けてみますと、昨年来の経済動向に対して、『100年に一度の危機』というキャッチフレーズが定着しているようです。年が明けた今年の特徴は、『100年に一度の協調』と表現できそうです。今回の経済危機では、各国が協調して動いています。 次いで、財政の出番になっております。公的資金を米国は137兆円、EU諸国では175兆円、中国では当面だけで50兆円超といわれています。日本でも75兆円という数字が示されています。これら世界全体では500兆円に達しそうな、天文学的な財政規模になりつつあります。(アルフィックス日報参考) 1929年の世界恐慌が、協調行動ではなくブロック経済化を強めて、結果的には世界大戦に突き進んだという事実を教訓として、何とか景気を回復させようと世界全体が協調して動き始めています。 これほどの資金が市場に一斉に投入されれば、世界経済はかなり前倒しで回復に向かうのではないかという説も、あながち的外れではないと思われます。さて、その後は??。 この過程で、各国が急激に通貨の膨大な大量発行を行うことになります。100年に一度の協調のその後に待っているのは、『100年に一度のインフレ』なのかも知れません。これが杞憂であることを祈りつつ、気を引き締めていく他ありません。 <和奏(わかな)通信> 世の中の不透明感に関係なく、和奏はすくすくと育っています。ありがたいことです。和奏に「何歳?」と尋ねると「2さい」と言いながら指を2本差し出します。つい先頃まで2本指ができず3本出しては、もう片方の手で1本押さえて2本指にしていたのが、最近では何とか2本指を出せるようになってきました。手の動きの発達過程を新鮮な気持ちで受け止め、乳児から幼児へと成長しつつあることを感じている今日この頃です。 (平成21年3月1日 所長 橋本) |