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橋本博孔税務会計事務所 〒453−0801 名古屋市中村区太閤3丁目3番12号 平野ビル3階 Tel: 052-451-8555 Fax: 052-451-8551 |
平成21年10月1日 |
トピックス 〜消費税の誤りやすい事例紹介〜
所長のつぶやき・・・・・・ 秋本番の到来です。朱夏から白秋へと、そして山々は緑から黄色へと化粧直しを始めました。秋分の日を過ぎたあたりから、夕暮れ時の明りが暗がりへとつるべ落としの如き変化は、日本人の“ものの哀れ”の心情を否応なくかきたててくれます。まさに、秋思の季節です。 さて、政治の世界も御承知のように激変を遂げております。おそらく21世紀前半の政治トピックスNO.1になることは間違いないでしょう。戦後政治の出発点ともなった保守合同と55年体制(万年与党の自民党 対 万年野党の社会党)が文字通り終焉を迎えたのですから。 いよいよ、民主党の鳩山政権が始動しました。内閣支持率も70%を上回っており、まずは上々の首尾です。鳩山首相も“友愛”をキ−ワ−ドに国連総会、G20金融サミット、各国首脳とのトップ会談を精力的にこなし、麻生首相とは好対照の評判ぶりです。衆議院選挙で掲げたマニフェストの実現を目指して、早くも八ッ場ダムの事業中止を表明して本格的な攻防が始まりました。 一方、野党に転落した自民党は、解党的出直しの出発点として総裁選が行われましたが、一挙に世代交代とはなりませんでした。旧来の派閥選挙とは一線を画しつつ、谷垣元財務相が若手急進改革派の河野氏らを引き離して選出されました。谷垣氏がどのような理念、改革方針を党内外に明らかにして党再生の先頭に立つことになるのでしょうか。 いずれにしても、この間の政治決戦における最大の成果は、日本の民主主義がこんなにも成熟し、かつ、定着しているかということです。アメリカやイギリス等の二大政党間での政権交代は見慣れた現象でしたが、日本で、実質的に初めての政権交代があり、しかも、サプライズこそあれ、政治的混乱は見られず、経済や国民生活も正常に機能しております。“日本にも、どっこい民主主義は根付いている”と実感でき、政権交代が正々堂々、かつ粛々と推し進められていることに、かつて味わったことのない政治的感動を覚えます。 もっとも、新政権とマスコミとの蜜月の関係が終わり、山積する課題(年金、医療、財政再建等)の解決手法について民主党が旧来の自民党の二番煎じで対処すれば、来年の参議院選挙では国民から痛撃され、再び与野党逆転も予想されるところです。民主党には慢心を戒め“実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな”の精神で進んでいってほしいと切望します。 一税理士としては、来年度に向けた税制改正や中長期的なあるべき税・財政改革の工程表をいち早く明らかにして、国民納税者に開かれた議論の場を提供してくれることを念願する次第です。賢明なる納税者はいたずらなバラまきを望んではいません。納得がいけば痛みを伴う改革であってもきっと賛同してくれるでしょう。とはいえ、改革の成否は鮮度とスピ−ドが命でもあります。鳩山政権には目に見える改革の具体的なプログラムを早期に国民に提案、実行してくれることを大いに期待するものです。 <和奏(わかな)通信> 和奏が今、夢中になっているのはハサミです。広告紙や使い終わったメモ帳をせっせと切って遊んでいます。「メガネさん、どうぞ」そう言ってハサミの刃先を持ち、自分の顔にあててから相手にハサミを差し出します。保育園の先生方は遊び心をくすぐりながら、安全に配慮して上手に道具の扱い方を教えるものだと感心します。保育園から持ち帰る作品を見ても、かわいい手型を入れた絵などがあり、個性的で様々なアイデアが溢れています。もうすぐ開かれる運動会ではどんな姿を見せてくれるか、今から楽しみにしております。 (平成21年10月1日 所長 橋本) |