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橋本博孔税務会計事務所 〒453−0801 名古屋市中村区太閤3丁目3番12号 平野ビル3階 Tel: 052-451-8555 Fax: 052-451-8551 |
平成23年1月1日 |
トピックス 〜平成23年度税制改正大綱速報 T 〜
所長のつぶやき・・・・・・ 新年 明けましておめでとうございます 凛とした寒気の中で新年を迎えております。管民主党内閣が自前で編成した初めての予算案が昨年末に確定しました。歳出規模は92兆4000億円と前年度を上回り、過去最大に膨らんでおります。一昨年のマニフェストに応えるべく、各方面での苦労の跡がうかがえるものの、「成長と雇用」に力点を置いた割にはインパクトに欠ける予算編成となっております。 しかも、その財源の裏付けとなる歳入面では、税収予想は40兆円強に留まり、国債への依存度は高止まりして税収を上回る44兆円強が予定されています。他には1回限りの埋蔵金(!)頼りも続き、再来年度の予算編成が果たして組めるのか、今から心配させられるというように正に崖っぷちの財政状況になっております。さりとて、確かな妙案もなく、政界の混迷が深まるにつれて昨今の状況では、なかなか将来の展望を夢をもって語れる環境にないのが実感です。 一方、歳入面の中核をなす税収確保について、昨年末に確定した税制改正大綱では法人税軽減、所得税・相続税の課税強化といった傾向が鮮明になっております。一面の税制改正速報をはじめ、その内容につきましては、今後速報版にて的確かつタイムリーにお知らせしていきたいと考えております。 さて、新年を迎え年頭の感慨を述べたいと思います。 最近の企業会計を取り巻く話題としては、国際会計基準を巡る議論があります。本来は上場企業等が対象となっておりますので、直ちに中小企業に影響が及んでくることはないと思われますが、会社の正味の財務状態(いわゆる時価評価を強く意識したものといえます)が注視される雲行きです。このような中で、企業なり個人の貸借対照表(=バランスシート)について、実物資産ではなく(目に見えない)無形の財産について小生なりの考え方を披露したいと思います。 貸借対照表は借方(左側)に資産があり、貸方(右側)に負債・資本が対応しております。つまり、資産=負債+資本という等式です。資産とは、その人の持っている信用の大きさ、世間様からいただいている信頼感の総和です。一方、負債とは他人(家族を含めることも可能です)からの恩義(辞典によると、返す義理のある恩となっております)と表することができます。そして、資本とはズバリ本人の品格(気品)と理解されます。 ここから見えてくるものは、資産は自分だけで築いているものではないということ、資産を大きく積上げていくためにも、他人からの恩義を意識するとともに、持って生まれた天性(資本金そのもの)の大小に加えて自分で蓄える人格・識見の陶冶(利益積立金に相当します)がいかに大切な要素になっているか、ご理解いただけると思います。 こんなことを考えつつ、今年も一年間、皆様のお役に立つよう、あるいは安心して相談していただけるよう精進して参りたいと思います。改めまして、宜しくお願い致します。 < 閑話休題 > 肩のこらない会計川柳を以下にご紹介します。(税務研究会出版局・ZEIKEN plusより) ・ 会社中 捜してもない 資本金 ・ 「経理屋」と 呼ぶな 私は「仕訳人」 ・ 税効果 身体に良いのか 社長聞く ・ わが社には 操作するほど 利益なし ・ 負債の部 遠慮もせずに 幅をとる (平成23年1月1日 所長 橋本) |