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橋本博孔税務会計事務所 〒453−0801 名古屋市中村区太閤3丁目3番12号 平野ビル3階 Tel: 052-451-8555 Fax: 052-451-8551 |
平成23年3月1日 |
トピックス 〜平成23年度税制改正大綱速報 V〜
所長のつぶやき・・・・・・ 毎年のことながら、2月はあっという間に過ぎてしまいました。昔から2月はニゲルと言われているように、日数の少なさも含めて変化の激しい季節でもあります。名古屋市内でも積雪に見舞われるなど厳寒を体験しましたが、気がついてみると我が家の隣の畑では老梅が満開になっています。 4月の桜が艶然と評されるのに対し、梅は凛とした美しさを主張しております。花見や紅葉狩りとも違い観梅・探梅と言い習わされ、日本人の四季感覚はまさに微にして妙と評される所以です。 さて、早くも今年の10大ニュ−スにランクされそうな重大事件が続発しております。 その第一がアフリカでの政治潮流の激変ぶりです。チュニジアに続きエジプトで無血革命が成功し、目下、焦点となっているのがリビア情勢です。40年以上の長期独裁政権をほしいままにしてきたカダフィ大佐は、エジプトのムバラク政権が民衆との妥協・融和政策をとったために命取りになったことに危機感を強め、成算のないまま徹底抗戦と弾圧によって乗り切りをはかっています。 予断は許しませんが、いずれは独裁者の哀れな末路をたどることが必至でしょう。この潮流の最大の特徴は、かつての東欧のように、確固とした指導者の下に結集した民主化革命とは違って、指導者のいない「ネット革命」です。インターネットの世界こそが自分の存在を主張し、仲間と共感を分かち合う必須のアイテムとなっています。 交流サイト「フェイスブック」「ツイッター」という情報交換の場で、瞬時に何万何十万人という人々が連帯と意志の共有ができてしまうのです。まさに新しい「革命」の有力な武器・手段の登場です。この結果、中国では天安門事件の再来を防ぐため、ますますネット監視の動きが強まることでしょう。 第二がニュージーランドでの地震です。都市の直下型地震の恐ろしさを見せつけられました。こちらも携帯やメールでその惨状がリアルタイムで伝えられてきております。日本と同じような地震国での衝撃的な“現実”を教訓として、我が国でも改めて万全な対策を構じる必要性を痛感させられました。阪神・淡路大震災の記憶が遠くなりつつある今日、地震の恐ろしさを我がものとして、東海大地震に備えた準備と心構え、着実な防災体制作りをしなければならないと実感しております。 三番目は、直近に行われた選挙での河村、大村旋風です。名古屋市長選、愛知県知事選での圧勝ぶりによって、地域政党の動向が中央政界にかつてない影響を与えかねない状況です。民主党、自民党といった既成の政党への不信感が、従来では予測できない台風の目となって4月の一斉地方選挙の帰趨に大きく影響しそうです。 昨年末では衆議院の解散総選挙なんか机上の空論にすぎなかったのが、今では「まさか」から「ひょっとしたら」という心理状態になっております。以前なら想像もできない、予算関連法案である「特例公債(赤字国債)発行法案」や「税制改正法案」が年度内に成立しない公算も高くなっております。これは由々しき事態といえますが、最悪の事態を想定して、これからはますます自立自助の体制を作っていかなければならないようです。 そんな中で、小生の周辺は多少のさざ波はあるものの小春日和の状態で推移しております。 先日は父の13回忌があり、久しぶりに兄弟、子供らと語り合うことができました。なんといっても、孫の話題が皆を和ませていました。また、東京に嫁いだ下の娘が税理士を目指し本格的に勉強を始めました。後継を意識してはおりませんが、親の職業を子供が継いでくれそうだと思うだけで何となく口許がほころぶ思いがします。 いよいよ確定申告もピークを迎えております。職員を含め疲労が蓄積しないようにしつつ、的確に仕事をこなし、やり遂げた後の桜の満開を待ちたい心境です。 (平成23年3月1日 所長 橋本) |