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橋本博孔税務会計事務所 〒453−0801 名古屋市中村区太閤3丁目3番12号 平野ビル3階 Tel: 052-451-8555 Fax: 052-451-8551 |
平成24年10月1日 |
トピックス 〜事前確定届給与等について〜
所長のつぶやき・・・・・・ “暑さ寒さも彼岸まで”という言葉が死語になっていないようで安堵している今日この頃です。 日中は30度前後まで上昇するものの、朝晩は涼しいというより肌寒さを感じる程で、肌掛布団が必要となっております。またまた大型台風が発生しており、沖縄や九州地方は毎週末暴風雨にさらされ、台風の当たり年になっています。幸いにして尾張地方は何故か(地震を含めて)大きな被害もなく、ほっとしております。もっとも、何年か先にドカーンと大きな災厄がもたらされるのではという不安は払拭されませんが。 それにしても、乾いた空気がさわやかです。いつの間にか、田んぼでは稲穂が黄金色に染まり、畑や原っぱには赤トンボが飛びかっています。秋分の日にお墓参りをしてきましたが、お盆の時のほおずきに代わって、真っ赤なハゲイトウが各お墓を飾っており、秋本番を予感させるのに十分でした。 さて、いよいよ、政界も風雲急を告げつつあります。民主党も自民党も党首選挙が終わりました。与党・民主党は野田総理の再選が興奮もないまま難なく決まりました。現職の総理大臣の続投を信任する選挙の性格からして、無投票であってもおかしくないのですが、やや盛り上がりに欠けた印象は否めません。 これは与党内の分裂含みの潮流をあえて表面化させないため、党外の市民・納税者へ積極的に働きかける(マスコミでの討論会、街頭演説会等)ことを避けていたからでしょうか。また、やや予想外でしたが、輿石幹事長を続投させ、党内融和を第一とする内向きの布陣で第三次野田内閣が本日発足することになりました。 一方、野党・自民党の総裁選挙は、場合によっては政権の奪還も現実的になっている雰囲気を受けて、異例の展開を見せました。現職の総裁が立候補断念に追い込まれ、候補者も5人という乱戦となりました。その結果は、地方票を加えた一回目の選挙では2位に甘んじたものの、国会議員のみの決選投票で安倍元総理が当選を果たしました。“政界、一寸先は闇”という諺もまだまだ健在でした。 尚、直後に実施されたマスコミの緊急世論調査によると、「近いうち」の衆議院の解散総選挙に伴い、与野党逆転の可能性が高くなりつつあるものの、ポジティブ(期待感いっぱい)な選択というよりは、ネガティブ(あまりにひどかったという失望からの反発)な選択というのが実感です。 勿論、これから自民党、民主党を含め全ての政党・新興党派が明治維新や第二次大戦後の政治変革に匹敵する、政治の根本的再生に向けて、切磋琢磨する時間、チャンスは十分にあります。政界の自浄(再生)能力と有権者のチェック能力の相互作用によって、まさに国難ともいうべき政治、経済、外交、安保等、どの一つをとっても気の緩みが許されない厳しい政策課題を国民の見えるところで大いに議論してもらいたいものです。そういった十分なデータ・情報(加工されたものでない、ある意味不都合な真実もさらけだして)の提供を受け、自身の判断で日本の近未来を主権者たる国民が選択し、その責任の一端を自主的に担うといった展開になることを願うばかりです。 追悼 小生が税理士試験に合格して、この業界に飛びこみ、爾来今日に至るまで、税理士としてどうにかやってこられた、云わば生みの親、育ての親ともいうべき、恩師である堀田正之先生が先月逝去されました。享年97才、天寿を全うされました。最後に拝見したお顔も、凛として変わることなく、衰えを感じさせませんでした。 15年間の勤務税理士時代は勿論のこと、お許しを得て独立開業させていただいた後も、折に触れご指導ご忠告をいただきました。時には、勢いあまってつんのめりがちになる小生に対して、ストレートではない含蓄のある言葉によって苦言もいただきました。 父親の時と同様に、「親孝行したい時に親はなし」という状況になってしまいました。6年前の卒寿のお祝いに堀田事務所に縁ある仲間達が集い、先生を囲んで歓談した時の写真が手許にあります。かくしゃくとしたお姿と笑顔に改めて深甚なる感謝の言葉をささげたいと思います。 合掌。 (平成24年10月1日 所長 橋本) |