橋本博孔税務会計事務所

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平成24年12月1日



 トピックス 〜年末調整の留意点〜


 今年も年末調整を行う時期になりました。社員の皆さんには年末調整に必要な証明書類等が、金融機関、生命保険会社等から送られていると思います。保険料控除申告書等に必要事項を記入の上、会社へ提出していただくようお知らせ下さい。

 今回は、年末調整に関する注意点並びに留意事項をご案内します。


 尚、ご質問等は弊事務所へお気軽にお寄せください。




 (1) 昨年と比べて変わった点



 1.生命保険料控除が大きく変更されました。
平成24年の新契約から介護医療保険料が加わり控除合計適用限度額が従来の10万円より12万円となりました。

    生命保険料控除の限度額
 
 保険等の種類 旧契約 新契約 両方がある場合
一般の生命保険料 最高5万円 最高4万円 最高4万円
個人年金保険料 最高5万円 最高4万円 最高4万円
介護医療保険
最高4万円
合計適用限度額 最高12万円

(注)旧契約とは、平23年12月31日以前に締結した保険契約等、
新契約とは、平成24年1月1日以後に締結した保険契約等をいいます。




 2.納期特例の承認を受けている源泉徴収義務者が7月から12月までの源泉所得税の納期限が全て翌年1月20日とされました。



 (2)年末調整の対象となる人


1.1年を通じて勤務している人
2.途中入社した社員の内、前職の源泉徴収票を会社に提出した人
3.年の途中で退職した人のうち、次の項目に該当する人
・死亡により退職した人

・12月中に支給期の到来する給与の支払を受けた後に退職する人

・パートタイマーとして働いている人などが退職した場合で、本年中に支給を受ける給与の総額が103万円以下である人


 (3)年末調整の対象とならない人


1.(2)の1に掲げる人のうち、給与の収入金額が2,000万円を超える人
2.年末調整を行うまでに「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」を提出していない人
3.年の途中で退職した人のうち、(2)の3に該当しない人
4.非居住者
5.継続して同一の雇用主に雇用されていない、いわゆる日雇労働者(丙欄適用者)など








所長のつぶやき・・・・・・


 いよいよカレンダーも最後の1枚となりました。「山装う」という俳句の季語があります。


 街中のいちょう並木も、朝晩の冷え込みもあって一段と鮮やかに黄葉を競っております。一方、遠くの山並みを見ると、頂上あたりはすっかり雪に覆われ、本格的な冬の到来です。来週は寒気が強まり名古屋も初雪が見舞われるとか。忙しさに追われ体調を崩さないように気をつけたいと思います。


 さて、早くても年明けかと思われた衆議院が解散され、16日が投票日となりました。3年前に政権交代を果たした民主党が自民党を中心とした党派に政権を明け渡すのかどうかが最大の争点となっております。もっとも、マスコミの論調は既に大勢を見越して民主党の負けっぷりが論じられ、終戦直後を彷彿させる新党の乱立と、第三極の本命争いが4日の公示を目前にして一層激しくなっております。


 三年前の本格的な政権交代の熱気は雲散霧消していますが、衰退気味の日本経済であるが故に、今後の進路をどのような潮流に託すのか、極めて重要な選挙になるであろうことは間違いありません。口当たりが良いだけの選挙スローガンに惑わされることなく、マニフェスト(この言葉も最近ではすっかり色褪せていますが)の細部にまで目を通していきたいものです。


 主要な争点は、

 (1)社会保障の財源と給付のあり方

 (2)原発を巡るエネルギー政策

 (3)農業の発展とTPP(環太平洋経済連携協定)への参加の是非

 (4)外交・防衛と憲法9条

 (5)地震等、大規模災害対策

 (6)定数を始めとする選挙制度の抜本的改革

 といったところでしょうか。


 全ての項目にコメントできませんので(1)の社会保障の財源と給付のあり方についての考えを述べたいと思います。


 既に社会保障の給付費が100兆円を突破している現実があります。内訳としては年金が52兆円で最多。次いで医療が32兆円。子ども手当を含む「福祉その他」として19兆円となっています。年金の自然増をできるだけ抑制する一方、将来の人口減に歯止めをかける子育て支援策の拡充が強く望まれます。


 特効薬は見当たりませんので、租税の基本原則である「応能負担」「所得再分配」機能を損なうことなく、財源の見通しをたて、歳出面においては一層の「無駄の削除」「事業仕分けの徹底」「中小企業の活性化」に注力していただくよう念願する次第です。






 ≪ 和奏わかな・遼真りょうま通信 ≫


 和奏から「じいじだいすき」から始まる手紙をもらって悦に入っています。和奏も6歳になり手紙を書く楽しみを覚え、せっせと「だいすきカード」を渡してくれます。「ありがとう」「だいすき」こんな言葉は何度言われてもいいものですね。素直な気持ちをいつまでも持ち続けていってほしいなと夫婦で話し合っています。


 
遼真の方は1歳と3ヶ月が経過し足どりがしっかりしてきました。すべり台やジャングルジム遊びにも盛んに挑戦しております。両手を差し出して「チョウダイ」をしたり、頭をちょこんと下げて「アリガトウ」をしたりする仕草は実に微笑ましく、盛んに愛嬌を振りまいています。




(平成24年12月1日  所長 橋本)   






                                


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