橋本博孔税務会計事務所

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平成25年3月1日



 トピックス 〜税制改正パートU〜


 自民党税制調査会は1月24日に「平成25年度税制改正大綱」を、同じく1月29日には「政府大綱」を決定しました。


 今回は、前回に引続き税制改正大綱(中小企業関係税制)をご案内します。


 尚、ご質問等は弊事務所へお気軽にお寄せください。




 (1) 交際費等



交際費等の損金不算入制度における中小法人に係る損金算入の特例について、定額控除限度額を800万円(現行600万円)に引き上げるとともに、定額控除限度額までの金額が損金に算入されることになります(現行は10%相当額が損金不算入)。
(平成25年4月1日から平成26年3月31日までの間に開始する事業年度において支出する交際費等)



 (2)企業による雇用・労働分配(給与等支給)を拡大するための税制措置の創設


  (但し、下記(3)との選択適用)



青色申告法人の国内雇用者に対して、基準事業年度と比較して5%以上給与等の支給額を増加させた場合、その支給増加額の10%の税額控除ができるとする制度です。

ただし、控除税額は、当期の法人税額の10%(中小企業者等については、20%)が限度となります(所得税についても同様)。

(注1)国内雇用者とは、法人の使用人(役員及び役員の特殊関係者を除く)のうち国内の事業所に勤務する雇用者をいいます。
(注2)給与等支給額とは、基準事業年度の所得の金額の計算上損金の額に算入される国内雇用者に対する給与等の支給額です。
(注3)基準事業年度とは、平成25年4月1日以後に開始する各事業年度のうち最も古い事業年度の直前の事業年度です。



 (3)雇用促進税制(現行制度)の拡充


・制度の概要
青色申告法人が平成23年4月1日から平成26年3月31日までの間に開始する各事業年度において、当期末の雇用者の数が前期末の雇用者の数に比して5人以上(中小企業者等は2人以上)及び10%以上増加していることについて証明がされるなど一定の場合に、税額控除が認められます。
・税額控除限度額
税額控除限度額は基準雇用者数に20万円を乗じた金額です。尚、改正後は40万円に引上げられます。
ただし、その税額控除限度額がその事業年度の法人税額の10%(中小企業者等については20%)相当額を超える場合には、その相当額が限度となります。
・その他
この制度における雇用者とは、法人の使用人のうち雇用保険の一般被保険者であるものをいい、役員、役員の特殊関係者及び使用人兼務役員は除かれます。

この制度の適用を受けるためには、次の要件が必要となります。
  1. 公共職業安定所に雇用促進計画の提出を行い、都道府県労働局又は公共職業安定所で、「適用要件」についての確認を受け、その際交付される雇用促進計画の達成状況を確認した旨の書類の写しを確定申告書に添付する必要があります。

  2. 確定申告書等に控除を受ける金額の申告の記載及びその金額の計算に関する明細書を添付する必要があります。








所長のつぶやき・・・・・・


 3月の声を聞くと、三寒四温から脱け出して春も間近かなという心境になります。今年は殊の外寒気が強く、つい先日になってようやく隣の小籔からうぐいすの初鳴きが聞こえてきました。もっとも、まだまだ「ホーホケキョ」までには至っていませんが。一方、梅の方もまだまだ蕾ですが、もう一雨あればパッと開花することでしょう。


 さて、国会の論戦もスタートし、24年度補正予算はねじれ現象である参議院でもかろうじて過半数を上回り(何と一票差!)可決成立しております。また、日銀の正副総裁を始めとする政府系の諸機関・委員会の役員人事も国会の承認手続を経て確定し、行政に於ける政策遂行も本格化しようとしております。


 アベノミクスも国の内外からの支持を得て、予想以上に順調に滑り出しております。内閣支持率も上向きで70%を超えている模様です。これで、企業の設備投資や個人消費に火がついて日本経済が力強く前進していってくれれば万々歳なんですが……。


 また、為替に関しては円安基調が鮮明になっており、輸出産業を中心に企業業績の上方修正という朗報がある反面、エネルギーや食品原材料の大半を輸入に頼っている我が国ですから、輸入価格がじわじわと値上がりし、庶民にとっては有りがたくない物価上昇の気運が高まっております。かつての円高局面とは真逆の展開になっていることを含め、今後の為替の動向にも十分に留意していく必要があります。


 さて、小生を含めて税理士事務所では、これから15日に向けて確定申告のヤマ場を迎えます。今年の傾向としては、住宅の取得に伴う住宅ローン控除や、相続税対策の一環としての相続時精算課税を選択する贈与税の申告(値上がりが想定される土地や業績好調な自社の株式の早期贈与が狙いです)が暫増しております。


 勿論、定番の医療費控除を受けるための還付申告も相当数あります。時代を反映して、介護費用に係る自己負担金の支出が目立つようになっております。明日は我が身(?)と思いつつ、病気になる前の予防対策に意を用いなければと気を引き締めている次第です。


 というわけで、以下に健康に関する話題を1、2紹介させていただきます(アルフィックスNEWSを参照)


 (1) 1日5粒のイチゴがいいようです。今が盛りのイチゴ。ショートケーキを始めとするスイーツに欠かせないアイテムです。見た目の可愛らしさに加えて、健康効果、美容効果も高いようです。動脈硬化や心筋梗塞の原因になりやすいといわれている活性酸素を抑制するポリフェノールの一種、アントシアニンが豊富に含まれています。また、ビタミンCもたっぷりです。ビタミンCの大人1日あたりの必要摂取量である50mgをイチゴなら5粒で確保できる、優れモノです。


 (2) 低体温は要注意です。大人の理想的な基礎体温は36.5℃前後といわれています。主に筋肉の活動で体温を保持しますので、体を動かさないでいると、どうしても体温が下がりがちになります。恐いのは、体温が35℃前後ですと、ガン細胞やウイルスが増殖しやすいという報告があります。冬場はシャワーだけで済ませず、身体をじっくりと温める入浴にも留意したいものです。






 ≪ 和奏わかな・遼真りょうま通信 ≫


 和奏は早いものでこの4月にピカピカの小学一年生となります。娘夫婦が何ヵ所も下見して決めた特注品のランドセルも整いました。もっとも、学習用机の方は娘が25年前に使用していたものです。傷みもなく、小生がせっせと磨き上げ、再度の登場とあいなりました。愛着もあり、親子二代に亘って使用することになり感慨深いものがあります。


 
遼真も一歳半となり、スクスクと成長しております。母乳育ちの弊害(?)か、いつまでも「ママ、ママ」が口癖です。とはいえ、おしっこやウンチにたいそう敏感で、神妙な仕草をしていち早くお知らせします。おむつを取り替えてもらうと、使用済おむつを何と自分でトイレまで運んで始末することができるんです!!。その姿にじいじはまたまた、ジーンとしてしまう今日この頃です。




(平成25年3月1日  所長 橋本)   






                                                      


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