橋本博孔税務会計事務所

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平成26年 元旦



 トピックス 〜平成26年度税制改正大綱速報〜


 政府与党は平成26年度の税制改正大綱を発表しました。


 今回は、平成26年度の税制改正大綱の速報をご案内します。


 尚、ご質問等は弊事務所へお気軽にお寄せください。




 (1)企業課税

 
T 復興特別法人税を平成26年3月末日で廃止する。 
U 交際費の損金不算入制度について2年間延長するとともに、飲食のために支出する費用

(専らその法人の役員、従業員等に対する接待等のために支出する費用、いわゆる社内接待費は含まない)

の50%を損金の額に算入する(主に大企業向け)。

(注) 中小法人に係る損金算入の特例について、

  平成25年4月1日から平成26年3月31日までの間に開始した事業年度については

  定額控除限度額を800万円とし、定額控除限度額までの金額は全額損金の額に算入される(上記との選択制)。


V 消費税の簡易課税制度の見直し
消費税の簡易課税制度のみなし仕入率の引下げ

1)金融業及び保険業を第5種事業とし、そのみなし仕入率を50%(現行60%)とする。

2)不動産業を第6種事業とし、そのみなし仕入率を40%(現行50%)とする。

この改正は、平成27年4月1日以後に開始する課税期間について適用される

W 設備投資促進税制
1)生産性の向上につながる設備投資について、即時償却又は税額控除ができる生産性向上設備投資促進税制の創設

2)試験研究費の税額控除の延長・拡充

  試験研究費の税額控除制度について上乗せ措置(増加型・高水準型)の適用期限を3年間延長するとともに、

  増加型の措置については税額控除率を引き上げる。


3)中小企業投資促進税制について、160万円以上の機械を取得する場合、

  特別償却の方法に代えて税額控除を選択できる対象企業を、資本金3千万円以下から1億円以下に拡大する。

X その他
所得拡大促進税制の要件を緩和し2年間延長する。




 (2)個人所得課税



給与所得控除の見直し 
  給与所得控除額の上限額につき、現行の1,500万円(控除額245万円)を

平成28年分より1,200万円(控除額230万円)に、

平成29年分より1,000万円(控除額220万円)に引き下げる。

損益通算の制限措置の追加
生活に通常必要でない資産を譲渡した場合に生じた損失については、他の所得との損益通算および雑損控除が適用されないが、

その範囲として主に趣味、娯楽、保養又は鑑賞の目的で所有する不動産以外の資産(ゴルフ会員権等)が加えられた。









所長のつぶやき・・・・・・


 明けましておめでとうございます


 第200号を迎える事務所通信をお届けします。税務情報に加えて何かしら小生なりの想いを顧問先、友人知人にお伝えできればと、平成9年8月にスタートして爾来、毎月欠かすことなく発信し続けて、16年と8か月になりました。それなりに感慨深いものがあります。


 当初は税務を中心とした1枚ものでしたが、できるだけ手作り感覚を意識し、短文であっても継続することを重視してきました。その後、2枚ものとなり一面のトピックスは職員が輪番で担当することにしました。この副次的効果として、職員の研修や文章作成の訓練に役立っています。


 平成18年10月の初孫誕生を機会に≪和奏通信≫を連載することになりました。これが思いの外ご好評をいただいております。同世代以上の人には孫が生まれた往時の喜びを思い出していただき、子育てが一段落した人には「そんな可愛い時もあったな」と改めて子供の成長の早さに共感していただいているようです。


 勤務税理士ながら忙しかった小生も、家内や亡き父に子育てを任せ、子供のしぐさや成長ぶりをゆっくりと観察する暇もありませんでした。それが、現在では「じいじ」という可愛がるだけの特権のお陰で、孫の良いところ、可愛いところだけを見つめて書き連ねることができました。


 さて、今年はどんな年になるのでしょう。アベノミクスによる成長戦略への期待感から現実の成果が問われることになります。大企業を中心とする経済政策の実態がはっきりしてきましたが、福祉政策の徹底による底上げ戦略とは違った手法が功を奏するか、賃上げの成果を出すことができるか、更には4月からの消費税増税に耐えうるか、注目したいと思います。


 一方、外交を得意とする安倍総理が就任一周年を機に、満を持して敢行した靖国神社参拝が大きな波紋を拡げております。A級戦犯が合祀されていることの特殊性に中国、韓国のみならずアメリカまでが「失望した」と異例の声明を発表しました。東アジアの緊張をいたずらに煽る結果を招いたにも拘らず、自らの政治信条を貫くだけというのでは、あまりにも大きなリスクを犯したのではないでしょうか。






 ≪ 和奏わかな・遼真りょうま通信 ≫


 
和奏はクリスマスからお正月へと楽しい冬休みを満喫しています。時節柄、親戚巡りがあり普段できない触れ合いの場となりました。年末に買い物に行った折、おもちゃを一つと決めて選ばせたところ、真剣な目つきで食い入るように品選びをしていました。自分で決めたものはごく自然に大切に扱うようになり、単なるプレゼント以上に貴重な経験となりました。


 遼真もますます活発になり、可愛らしい時期を迎えております。あっちで転び、こっちでゴツンと生傷が絶えない程ではありませんが、お姉ちゃんにあしらわれながらも嬉々として追っかけています。二人とも元気に育っていってほしいと願うばかりです。




(平成26年元旦  所長 橋本)   






                                     


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