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橋本博孔税務会計事務所 〒453−0801 名古屋市中村区太閤3丁目3番12号 平野ビル3階 Tel: 052-451-8555 Fax: 052-451-8551 |
平成26年11月号 |
トピックス 〜「95%ルール」について〜
所長のつぶやき・・・・・・ 本格的な秋を迎えております。例年に比べ虫の音が少ないように思いますが、赤トンボが群れて飛んでいる様を見ると、日本の秋を実感します。大きな爪痕を残した台風も去り御嶽山噴火も小康状態になっています。全国各地では豊穣を感謝する祭礼等の諸行事が目白押しで、行楽にはもってこいの季節でもあります。紅葉を愛で日本の秋を満喫するため、健康増進も兼ねて散策に出かけたいと思います。 それにしても、海外からは深刻な情報が寄せられています。云わずと知れたエボラ出血熱の発生と大流行の兆しです。患者数が遂に1万3千人を超え、死亡者はその半数に迫っています。驚異的な致死率です。まだまだ沈静化するどころか、スペインやアメリカでも医療従事者等に二次感染が発生しております。 西アフリカ大陸での一種の風土病(?)ともいえるエボラウィルスによる感染症。中世の黒死病(ペスト)に匹敵する現代文明に対する災厄になりつつあります。特効薬がまだ開発されていない現状では、水際での阻止に注力する一方、国際協力を一層強めて、現地でのこれ以上の感染拡大を喰い止めるよう願うばかりです。 もう一つ、気になるニュ−スは、香港で繰り広げられている3年後の行政長官選挙を巡る攻防です。1997年にイギリスから中国に返還された香港では、「一国二制度」という賢明なる政治決断に基づき、香港には高度な自治が認められているはず(!?)でした。それが、候補者を事前に選び、民主派の候補を事実上排除する仕組みが中国の全国人民代表大会常務委員会で一方的に決められてしまいました。この結果、形式的には普通選挙を導入するものの、実質的には香港市民の意思を反映する首長選挙の方法が消え去ろうとしています。 これに猛反発したのが学生たちでした。市の中心部である金融街をテントで埋め尽くし、連日のデモで民意を無視する選挙方法にNOを突き付けています。感心するのは若者の政治的関心が高いことに加えて、その抗議スタイルです。暴動化して、中国共産党当局による軍事的鎮圧の口実を与えない、スマ−トなそれでいて妥協をしない意思を体現しているところです。 日本でも、沖縄での辺野古地区への基地移転を巡る賛否両論が激しくなっております。10月30日に沖縄県知事選が告示され、今月16日の投開票の結果が注目されます。暴力に訴えることなく整然と正々堂々と議論が闘わされていることに民主主義の成熟度を垣間見る思いです。 ところが、日本の中央政界では相も変わらず「政治と金」を巡る醜態です。二人の女性大臣が辞任に追い込まれました。一人は後援会員に対する観劇会への収支を巡る疑惑です。実態が明らかにされないまま「臭いものに蓋をする」の諺を地で行くものとなっています。第一次安倍内閣当時にも、同種の疑惑が取りざたされ、閣僚の辞任が相次いだ頃に既に始まっており、根が深い病巣と言わざるをえません。 もう一人は、うちわを「うちわのようなもの」と官僚特有の詭弁を弄して事態を切り抜けようとしたものの、安倍総理の早々とした政治的判断で本人にとっては無念の辞任を余儀なくされました。うちわが有価物になるかどうか、小生としてはやや消極的で、仮に刑事告発されたとしても、起訴猶予に該当する、違法性の低いものと思われます。法務大臣の特別の重みと合わせて、姑息な言い逃れが墓穴を掘ってしまったようです。残念ながら、その後も与野党を問わず不透明・不適切な報告が相次ぎ、政治家の自浄能力のなさに呆れるばかりです。 ≪ 和奏わかな・遼真りょうま通信 ≫ 先月は和奏の誕生月でした。和奏はプレゼントを心待ちし、希望した品(『アナと雪の女王』のエレナ姫のドレスや 『アナ雪』尽くしの小物)を両親から贈られご満悦でした。小生からのプレゼントは毎年、本と決めています。今年は、全国の都道府県の名所や特産物が飛び出す本にしました。 車好きの遼真にはミニカーを用意しました。青いトラックがあっという間に赤い重機搬送車に変身する優れもので、その意外性に二人とも目を輝かせていました。遼真の分は、和奏だけにプレゼントするわけにいかず、云わば「おまけ」に属するものでしたが、想定以上に喜ばれました。おかげさまで、じいじの株が上がり、めでたしめでたしと相成りました。 (平成26年11月 所長 橋本) |