橋本博孔税務会計事務所

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平成27年9月号



 トピックス 〜改正受取配当等の益金不算入について〜


 平成27年度税制改正において、受取配当金の益金不算入制度の見直しが行われました。


 今回はこの「受取配当等の益金不算入」についてお届けします。


 尚、ご質問等は弊事務所へお気軽にお寄せください。




 受取配当等の益金不算入制度の概要



法人が他の内国法人から受けた配当等について、その配当等の基となる株式等の区分に応じて、その配当等の額の一部または全部を益金の額に算入しないという制度です。




 改正の内容

 





 適用時期



この改正は、平成27年4月1日以後に開始する事業年度から適用されます。


改正年度の具体的な取り扱いとしては以下の通りになります。⇒例、本年6月の受取配当金に対する9月決算法人に関しては、改正前の規定になります。







(注)上記の取り扱いは内国法人からの受取配当金が該当し、外国子会社から受ける配当金に関しては改正されておりません。








所長のつぶやき・・・・・・


 残暑お見舞い申し上げます


 さしもの猛暑も一段落し、夜に窓を開けて寝ることはなくなりました。どこで待機していたのか色々な虫が自分たちの出番がきたとばかりに思い思いのメロディーを奏でています。


 安保法制の議論も最終局面を迎えております。シビリアンコントロールを形骸化させかねない防衛省制服組の極秘シュミレーション作りが早くも明らかになりました。一旦、法案が成立してしまうと独り歩きして際限なく米軍との一体的な軍事行動(たとえ、後方支援が中心とはいえ)が容認されてしまう危険性が増していくことでしょう。


 一方、株式市場では「異常」という言葉が陳腐に響くほどの乱高下が展開されました。7年前のリーマンショックの再来とも言えます。先月、日経平均株価は17日の20620円が25日までに一挙に17806円まで暴落しました。わずか一週間で14%、ざっと70兆円の時価総額が瞬間的に消失した勘定になります。


 この「市場動乱」のきっかけは中国経済の本格的な減速懸念とアメリカでの9月中の利上げ観測が重なったことによるものです。この激震は世界各国に瞬時に伝播し、アメリカ、中国に加えて、EU、東南アジア、資源国の株式市場でも軒並み大暴落となって、世界全体では何百兆円もの時価総額が蒸発!しました。


 とりわけ、わが国では、安倍内閣は支持率の唯一の拠り所ともいえる株価上昇の持続に対する深刻な脅威と受け止め、間髪を入れず年金機構や共済年金団体を総動員してその運用資金を数千億円単位で集中的に投入したと言われています。


 幸いにして、これが呼び水となって乱高下を繰り返しながらも、ひとまず収束に向かい、先週末の終値ベースでようやく19000円台を回復するに至っております。とりあえず、「中国発の危機」は封じ込められたようです。しかしながら、危機の本質が変わらない以上、遅かれ早かれ危機の再燃は必至と覚悟しておく必要があります。


 日本経済も円安誘導のおかげで輸出主導の下、大手企業を中心に業績が急速に回復しており堅調さを保っております。ただし、株価の上昇の割には賃金の上昇が特定の大企業、正社員に限定され、全体としては低迷したままであり、円安によるエネルギー・原材料の高騰のため、食糧品等の値上がりで消費不振を招き、国内市場は明るい展望が見込めない状況です。


 また、来年4月からは消費税の再引き上げ(8%から10%へ)があり、消費を一段と冷やすことが予想されます。




 ≪ 和奏わかな・遼真りょうま通信 ≫

  和奏にとっては充実した夏休みになったようです。とりわけ、8月の27、28日にじいじと一緒に東京へ行くことができました。新幹線を初めて経験し、プラットフォームではかなりハイになっておりました。日中は、ばあばとNHKスタジオへ行き体験型の遊具や最新8Kの鮮明な映像に大満足でした。東京の次女夫婦の家では2匹の犬を飼っており、もう怖がることもなくじゃれあい、散歩に連れて行ったりして自宅では経験できない貴重な触れ合いの場となりました。帰りの新幹線ではさすがに疲れていたのか、たちどころに寝入っていました。これからも日本中(ひょっとすると海外も!?)一緒に旅行に連れて行けるかなと、じいじに期待を抱かせてくれました。

 遼真は今回はお留守番になりましたが、ママやパパとたっぷりと遊べたようです。なにはともあれ、二人ともこの猛暑の最中でも体調を崩すことなく元気に過ごせたことが一番の喜びといえます。


(平成27年9月1日  所長 橋本)   






                           


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