橋本博孔税務会計事務所

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平成27年12月号



 トピックス 〜マイナンバーについて(続き)〜


 12月になり、各個人あてにマイナンバー通知カードが届いているかと思います。

マイナンバーに関するご質問等は当事務所へお気軽にお寄せ下さい。




 マイナンバーの会社等での取扱い並びに管理



年末調整用書類の中に、平成28年分の給与所得者の扶養控除等(異動)申告書が同封されており、その中に個人番号記入欄があります。


当事務所の方針としましては、個人番号は、原則一生涯変更がありませんので、慎重を期して、上記の書類への番号記入に代えて、下記の様式による届出書によって個人番号管理を行いたいと考えております。

(理由) 

 1.管理する書類が増加する。

 2.毎回、番号の確認作業が必要。


 









所長のつぶやき・・・・・・



いよいよ師走を迎えております。気温も冬らしくなり、あちらこちらから初雪の便りが聞かれるようになりました。年齢を重ねると月日の経つのが早くなると言いますが、今年はとりわけ、後半があっという間の感じがします。それというのも、偶然でしょうが、税務調査の立会いが例年になく重なりました。税務上の取り扱いに関して筋を立てつつ、会社の姿勢を前向きに評価していただくことで納得のいく最少限度での是正という結論を得ております。


 一方、新しい取り組みも経験することができました。法人事業税の外形標準課税制度や繰越欠損金の損金算入割合が80%に制限されるという大企業向けの規制強化が法定資本金のみ(資本準備金は考慮外)で1億円超であるという点に着目して、大胆に無償減資を実行しました。ちなみに新資本金を9,500万円にした結果、数百万円の税負担の軽減という貴重な果実を得ることができました。


 来年度の与党税制改正大網が今月の中旬に発表されますが、懸念されていた外形標準課税の適用範囲拡大についても、資本金基準の見直しはなく、安堵しております。また、法人県民税・市民税の均等割に適用される資本金等基準も改正されましたので、多額の繰越欠損金があり、貸借対照表の資本の部が1,000万円以下になっている法人に関しては、無償減資の税効果をこれからも積極的に検討していきたいと考えております。


 この他に、会社法で規定されている種類株式の発行についても実行しております。商法から会社法へ改編された折に、会社の機関や株式の発行形態等に関し、かつては考えられなかった程、多様なスタイルが容認されました。監査役のいない一人取締役、最長10年の任期、定款目的のフリー化等に加え、株式会社の名称であっても限りなく個人企業と変わらない法人が、容易に設立できるようになりました。


 その延長線にあるのが種類株式発行の柔軟化です。出資と経営の分離、特定株主への権限集中等々の一環として、議決権制限・優先配当株式の発行が可能となっております。この無議決権・配当優先株式の中身も想定以上に柔軟で、発行企業体の実情や株主の要望にきめ細かく対応が可能です。


 優先配当も金額で優遇する方式に加えて、普通株式の何割増という決め方もOKです。また、将来の普通株式への転換を認める、あるいは一切認めないと自由に決めることができます。何となく手続きが難しそうという感覚があり、敬遠しがちですが、事業継承を巡って会社経営者の要望を具体的な法形式にまとめ上げていくのも税理士の重要な役割になっていくものと考えております。


 さて、マイナンバーの通知カードは届きましたか。当初の予定より2〜3カ月のズレがありますが、実質的なスタートは来年からでもあり、年内には概ね全世帯に届くことでしょう。


 マイナンバーの事務取扱いに必要な書類・書式は11月号の従業員向け案内文に加えて、今月号でマイナンバー管理台帳のヒナ型を掲載しております。この2点に加えて、基本方針・取扱規程と委託先向けの契約書等に関する各社毎のカスタマイズサービスもします(一部有料)ので、担当職員と協議の上、来年からの取り扱いに今から準備をしていただきますようお願いします。




 ≪ 和奏わかな・遼真りょうま通信 ≫

 先月、和奏の通っている小学校で学芸会がありました。3年生の和奏は「とべないホタル」という仲間の絆をテーマにした劇に出演しました。センターを張ったわけではありませんが、自分に与えられた役割に集中して真剣に演じている姿を見ていると、学校生活に溶け込み、随分成長したものだと、不思議な感動を覚えた次第です。

 一方、遼真は絵を描くことに興味を持ち始めております。10月号でもご案内したように、保育園での指導の成果もあって、家でもせっせと絵らしきもの!を楽しそうに描いているようです。乗り物?宇宙人?まだまだ大人からみれば不可思議な世界ですが、自由にのびのびと描いていること自体が素晴らしいことです。


(平成27年12月1日  所長 橋本)   






                            


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