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橋本博孔税務会計事務所 〒453−0801 名古屋市中村区太閤3丁目3番12号 平野ビル3階 Tel: 052-451-8555 Fax: 052-451-8551 |
平成29年7月号 |
トピックス 〜土地評価の手順〜
所長のつぶやき・・・・・・ 早いものです。今年もあっという間に半年が経過しました。「健康」と「今年こそ穏やかな年になりますように」という年頭の抱負について、「健康」の維持に関してはお蔭様にて概ねクリアできています。 先日、同年の税理士が急逝しました。はっきりした病状が伝わってこないものの、30代からの良きライバル!?だっただけに、あまりに早い旅立ちに愕然としております。後段の「穏やかな年」については残念ながら例年のごとく現実は波乱含みの展開になっております。 最近の話題としては、何といっても「共謀罪」法案でしょうか。もう少し正確な表現を使うと「組織的犯罪処罰法改正案」というものです。「目的」は国際組織犯罪防止条約の実施、「処罰対象となる団体の定義」としてはテロリズム集団その他の組織的犯罪集団、「罰則」に関しては、対象となる犯罪に応じて、5年以下の懲役か禁錮あるいは2年以下の懲役か禁錮、となっております。 対象となる法律は、絞り込んでも277分野と相当に広範囲となっております。主要な法律は119分野で、いわゆるテロの実行に関する犯罪や司法妨害に関する犯罪が該当します(朝日新聞5月31日朝刊参照)。 現行法に屋上屋を重ねることになり、そもそも必要なのかという議論はさておき、小生が気になるのは、主要な税目である所得税法、法人税法、消費税法につき「偽りその他の不正の行為による、いわゆる脱税という犯罪行為」が範囲に含まれている点です。勿論、現行法でも悪質な脱税行為は罰金刑のみならず懲役刑もかなりの確率で課せられております。経済事犯として、巨悪を眠らせない!ためにも必要欠くべからざる罰則規定といえます。今後は両罰規定となって、いっそう重みのある規定になることでしょう。 ただし、国会でも政府側答弁が一貫せず、「その他の組織的犯罪集団」の規定が警察の捜査にあたり恣意的に運用されかねない(独り歩きの)懸念が払拭されないまま、政権与党の「中間省略」という奇策によって審議不足(消化不良)のまま可決成立しております。 捜査する側の論理としては、できるだけフリーハンドでいきたいでしょう。反面、捜査される(可能性がある)側としては、各種の法案や政策に対する抗議・反対意見の表明の重要な手段の一つでもある反対運動、ストライキ、デモ等の表現の自由に対する影響は無いのか、不安が募るのは至極もっともといえます。 この点、大切な心構えとしては、いたずらに萎縮してマインドコントロールされること無く、実行に着手していない段階での犯罪行為は処罰の対象とはならない、という刑事裁判の大原則を捜査当局が遵守するよう、しっかりと市民の声・監視を高め、大きな世論として確立していく不断の努力をしていくことではないでしょうか。 とはいえ、一昨年来の特定秘密保護法、安全保障法制の延長線上にあるこの共謀罪の先には安倍総理主導の憲法9条の改正の動きが現実味を帯びてきております。現行の日本国憲法が施行された年に生を受けた小生としては、「主権在民」「基本的人権の尊重」「恒久平和主義」「福祉国家の実現」「地方自治の尊重」等の諸理念が象徴天皇制と絶妙に溶け込んで戦後日本の成長・発展の礎であることに確信と誇りを持っております。 理想と現実の狭間、今そこにある政治的、軍事的リスクへの直視か逃避か、二者択一を迫られる事態が招来しないことを念じつつ、自分ができることは何か、自問自答している最近です。 ≪ 和奏わかな・遼真りょうま通信 ≫ 和奏は今週末、恒例のピアノ発表会です。小学2年生になってから始めたピアノですが、好きなようで、それほど練習に打ち込んでいるようには思われません(?)が、結構難しい課題曲に挑戦しております。ジョプリン作曲「エンターティナー」という曲目です。もう小生の手の及ぶ段階ではありませんが、ママとの連弾もあるようなので当日の演奏がどんなものになるか今から楽しみにしております。 遼真の方は、この1日に早々と保育園の「夏祭り」がありました。元気いっぱいに踊ったり、歌ったりと成長振りを発揮してくれました。スーパーボールつり等ゲームも盛りだくさんでした。8月の一大イベントである「にっぽんど真ん中祭り」に向けた振り付けも本格的なもので、今年も金賞を目指して大いに張り切っております。 (平成29年7月1日 所長 橋本) |