橋本博孔税務会計事務所

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平成30年5月号



 トピックス 〜事業承継税制の拡充・創設等〜


 事業承継税制とは、後継者が都道府県知事の認定を受けて、非上場会社の株式を先代経営者から贈与又は相続等により取得した場合において、贈与税又は相続税の納税を猶予するという平成21年度に創設された制度です。


 近年の中小企業経営者の高齢化に伴い、今後10年の間に平均引退年齢である70歳を超える経営者が245万人になると推定されています。そこで円滑な世代交代を図るために、将来の納税不安を今年の改正で大幅に軽減し、事業承継税制の各種要件の緩和を含む拡充等が行われました。


 今回は、事業承継税制の改正の概要についてお届けいたします。詳しくは当事務所にご相談ください。




 現行制度の概要

 

非上場会社の事業後継者が先代の経営者から同族会社の株式を贈与又は相続等により取得した場合において、発行済議決権株式総数の3分の2に達するまでにかかる贈与税又は相続税(相続税の場合は、その課税価額の80%相当額)の納税が猶予されるもので、雇用の平均8割の維持・株式保有の継続をはじめとする5年間の事業継続が要件とされています。




 改正の概要

 
2018年4月1日から5年以内に承継計画を作成して贈与又は相続により事業承継を行う場合には、猶予対象株式の制限を撤廃し、納税猶予割合を100%に引き上げ、雇用確保要件を弾力化する一方、後継経営者を3名以内に対象を拡大し、経営環境の変化に対応した減免制度を創設して将来の税負担に対する不安に対応するなどの特例措置が講じられました。


 
 






所長のつぶやき・・・・・・


 全国各地で早くも真夏日を迎えております。桜を愛でる余裕もないまま一挙に初夏の到来です。この1ケ月、朝の目覚めに鶯の透明感のある、ホーホケキョのさえずりを楽しんでおります。また、街路樹のハナミズキ(意外と多いことがわかりました)の白色や淡い赤色の花が気持ち良さそうに風にゆらいでいました。他にも初夏を彩る花々が、共存し咲き誇っております。常緑樹の濃い緑に加えて色鮮やかな新緑も目に心地よいです。


 さて、朝鮮半島では世紀の政治ショーが展開しております。6月頃に予想される、本命の米朝首脳会談に向けた重要な第一歩になっております。


 韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領としては自らの政治信条たる、民族の平和的統一に繋がる確かな手応えを感じているのではないでしょうか。一方、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長にとっては父親からの権力移譲を万全なもの(叔父や義兄等を屠ることで成し遂げている)にした段階で、金王朝の永続的保証を最大の眼目とする微笑外交に出てきております。朝鮮半島(北朝鮮だけではないことに注目すべきでしょう)の「完全な非核化目標」に向けた何度目かの戦略的な駆け引きがいよいよ始まりました。この帰趨によっては日本の政治・外交・軍事、更には経済にまで極めて多大な影響をもたらす動向に対して大いに注視していかなければなりません。


 ≪ご報告≫

 去る4月25日に開催された 天皇陛下、皇后陛下 主催の「春の園遊会」に、昨秋の叙勲受章者として招待され、東京・赤坂御苑まで行ってきました。当日は朝からあいにくの雨でしたが、宴の始まる頃には雨も上がって爽やかな青空(このような天気にちなんで、これを 天皇晴れ と称するようです)の下、緑がひと際映える広大な敷地での園遊会を楽しんでまいりました。偶然並んだ場所が良かったおかげで、天皇陛下、皇太子殿下から直接お声がけを賜り、「本日はお招きにあずかり、誠にありがとうございます。税理士として税務の仕事に携わっております。」という言葉を申し上げることができました。まさに僥倖といえます!


 あとは、ミーハー感覚で、将棋の羽生名人、囲碁の井山名人、平昌オリンピックで大活躍したフィギュアスケートの羽生選手やスピードスケートの小平、菊池、高木姉妹の各選手らを間近で見ることができました。そうそう、スキージャンプの高梨沙羅さんとはツーショットの写真まで撮ることできました! 夫婦同伴でのこの一日は生涯忘れることの無い、感無量の貴重な記念日になりました。


 いよいよ平成の時代もあと一年になります。今年も天皇陛下は、ご自身が希求してやまない平和な世界を祈念し、先の戦争への痛切なる反省に基づく慰霊の旅や東日本大震災等の被災地への慰問を強い意思をもって続けられることでしょう。まもなく憲法記念日を迎えますが、まさに、現行憲法の象徴天皇制を体現しておられます。国民の一人として、お体を労わりいつまでも元気なお姿で公務をおつとめされることを願うばかりです。












 ≪ 和奏わかな・遼真りょうま通信 ≫


 和奏は6年生になり一ヶ月が経ちました。クラス替えがあったものの、担任の先生が変わらず、5年生からの一番仲良しの友達とも同じクラスになることができ、安定感のある最上級生になっております。先日、2年生の時から習っているピアノの発表会がありました。母親との連弾では「カルメン〜前奏曲〜」、ソロとしては「トルコ行進曲」を緊張しながらも落ち着いて演奏していました。


 一方、遼真はピカピカの一年生。和奏が一年生の時は緊張感でいっぱいでしたが、遼真は入学式といっても落ち着いたものでした。やはり、お姉ちゃんの存在は大きく、また同じ通学団で新一年生が8人と多く、早くも仲間意識でつながっているようです。自転車の乗り方にも自信がついたようで、遠くまで出かけたくてウズウズしております。




(平成30年5月1日  所長 橋本)   






                                


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