橋本博孔税務会計事務所

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平成30年6月号



 トピックス 〜簡易課税制度〜


 平成31年10月1日より消費税が8%から10%に引き上げられます。併せて実施される低所得者への配慮の為の食糧品等に対する軽減税率制度について、どのように対応すればよいのかまだ決めかねているのが現状かと思います。今後、必要に応じて有益な情報をお届けしたいと考えております。


 今回は、その第一陣として、改正される簡易課税制度の税率等についてお届けいたします。


 詳しくは当事務所にご相談ください。




 簡易課税制度

 

簡易課税制度とは、課税売上高から納付する消費税額を計算する制度です。


具体的には、課税期間における課税標準額に対する消費税額に、みなし仕入率を掛けて計算した金額が仕入控除税額となります。


したがって、実際の課税仕入れ等に係る消費税額を計算する必要はなく、課税売上高のみから納付する消費税額を算出することができます。




 消費税の簡易課税制度の事業区分の一部見直し

 

事業区分とみなし仕入率
現行 改正
 農林水産業の内、消費税の軽減税率が適用される
 食用の農林水産物を生産する事業
第3種事業 第2種事業
70% 80%


上記改正は、平成31年10月1日を含む課税期間から適用されます。ただし、同日前における食用の農林水産物を生産する事業については、適用されません。

 
≪簡易課税の適用上限とみなし仕入率推移表≫












所長のつぶやき・・・・・・


 今年は全国的に入梅が早めのようです。東海地区でもいよいよ梅雨入りでしょうか。湿度が高く、不快指数も上昇していますが、作物にとっては成育と味を高める、待ち望んだ季節の到来といえます。それにしても天候不順のせいか、まだまだ一日の寒暖の差がありますので体調管理が大変です。


 さて、小生は1年前、めでたく?70歳の古希を迎えております。幸いにして健康状態も良く、古希も還暦と同様にして通過点の一つになりました。実にありがたいことです。亡き両親と家内に感謝です!


 今月の最大の話題はなんといっても米朝首脳会談の成否と成果の行方といえましょう。ディール(交渉)の本家を公言するトランプ大統領、金正恩委員長からの開催再考の示唆というクセ玉にひるむことなく、「ならば開催を中止するまで」という逆襲に出ました。この結果、チキンレースの第一段階はトランプ氏の勝利に終わりました。


 おそらく、6月12日の会談は実現するものと思われますが、その第二段階では、習近平中国国家主席と文在寅韓国大統領の後ろ盾を得た金委員長とトランプ大統領との虚々実々の駆け引きの中で、朝鮮半島の非核化に関する「検証、完全、不可逆」の三要件VS「経済制裁解除、金独裁体制の保証」を巡る激しい攻防が水面下を含め行われます。


 双方ともに自らが主導しての成果を誇示する必要がありますので、内実はともかく、マスコミ向けには『大成功』を大々的に喧伝することでしょう。蚊帳の外に置かれている日本とて、この会談結果には無関係ではいられません。いずれにしましても、世紀の一大政治ショーに世界の耳目が注がれることになります。


 一方、国内政局に関しては、一年越しの「モリ」「カケ」問題が膠着状態になっております。新しい状況証拠が出てきたものの、世間常識では通用しない理由(例えば、加計理事長と安倍総理との面会が誤った情報であったという、後出しジャンケンで辻褄合わせの、俄かには信じられない弁解を公式会見ではなく、一片のFAXにて済ませようとする感覚、あるいは前代未聞の組織的な公文書の書き換え(実態は改ざん)が悪質ではないという麻生財務大臣の国会答弁等々)が理由として堂々と報道されております。


 なお、刑事処分としては、件の佐川氏らは不起訴処分になる模様です。時あたかも、アメフト問題での日大監督やコーチの弁解にならない弁解に対するアメフト関東学連の厳しいジャッジ(除名処分)と対比すると、余計に政治家の劣化現象に忸怩たる思いをしているのは小生だけでしょうか。いよいよ、トップ2の道義的、政治的責任が問われることになります。


 〜 閑 話 休 題 〜

 梅雨空の晴れ間感覚で、ほっこりしたいと思います。恒例になっている第一生命「サラリーマン川柳」から秀句をいくつか紹介します。


  ・ スポーツジム 車で行って チャリをこぐ


  ・ 「ちがうだろ!」 妻が言うなら そうだろう


  ・ 電子化に ついて行けずに 紙対応


  ・ 「言っただろ!」 聞いてないけど 「すみません」








 ≪ 和奏わかな・遼真りょうま通信 ≫


 和奏と遼真の通う小学校では先週末に運動会がありました。二人とも白組でしたので、応援がチグハグにならず助かりました。珍しく、和奏が自発的に応援団員となって気勢をあげていました。小6と小1の二人がそろって参加するのは最初で最後ですので、良い思い出になりました。ママの力の入った手作り弁当を我々も相伴に与り楽しい半日となりました。


 翌日と代休の月曜日には一ヶ月ぶりに我が家へ遊びにきました(慣れたもので、往復とも二人だけで電車を利用して来ます)。仕事から解放され、孫らとの貴重な触れ合いを楽しみました。とはいえ、元気な二人と応対していると、それなりに疲れますね!「孫は来てよし、帰ってよし」というのも実感ではあります。




(平成30年6月1日  所長 橋本)   






                                


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