橋本博孔税務会計事務所

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平成30年11月号



 トピックス 〜平成31年10月1日から変わる消費税について≪第2弾≫〜


 平成31年10月1日から消費税率が8%から10%に引上げられると同時に、消費税の軽減税率制度が実施される予定です。


 今回は、前回に引き続きこの軽減税率制度についての留意点をお届けします。


 尚、消費税の最新動向に関しては、今後も随時取り上げさせていただきます。


 詳しくは当事務所にご相談ください。






 〔1〕軽減税率の対象品目

 

 (1)飲食料品 
 酒類(アルコール分の度数1度以上の飲料(粉末状のものを含む))を除く

 飲食料品


 具体例

 1 アルコール分の度数が1度未満のノンアルコールビールや甘酒

 2 医薬品、医薬部外品に該当しない栄養ドリンク・健康食品等

 (2)新 聞
 定期購読契約が締結され週2回以上発行される一般社会的事実を掲載する新聞





 〔2〕軽減税率の対象外品目

 

 (1)飲食料品 
酒類(アルコール分の度数が1度以上の飲料(粉末状のものを含む))

みりんや料理酒などで、アルコール分の度数が1度以上のもの

飲食料品のカタログギフト販売(サービス役務の提供に該当)

外食(レストラン、フードコート)

ケータリングやイートインコーナーで提供される飲食料品

 (2)新 聞
駅やコンビニエンスストアー等での販売

インターネットを通じて配信する電子版の新聞






 〔3〕帳簿及び請求書等の記載に係る留意点

 

仕入税額控除制度については、現行、請求書保存方式となっていますが、軽減税率制度の導入に伴い、区分記載請求書等保存方式に、更には適格請求書等保存方式に変わります。

この「区分記載請求書等(請求書や領収書など)」の記載事項については次のとおりです。



・ 発行者の氏名又は名称

・ 取引年月日

・ 取引の内容

・ 受領者の氏名又は名称

・ 軽減税率の対象品目である旨(「※」 印等をつけることにより明記することで可)

・ 税率ごとに区分して合計した対価の額 (税込)

 参考例





 〔4〕適格請求書等保存方式(平成35年10月以降)を見据えたシステム改修の準備を着実に行う必要があります。







所長のつぶやき・・・・・・


秋を実感しております。幸い、爽やかな晴天が続き、郊外では紅葉の季節を迎えつつあります。


 なんといっても食欲の秋。何を食べても美味しく、体重を気にしながらも、ダイエットは明日から!?と言い訳しつつ、健康寿命から逆算すると、あと何回美味しい料理にありつけるか、週に一度としても10年でせいぜい500回くらいでしょうか。この数字を多いと見るか、それとも逆にあと500回しかないと思い、本当に美味しいと思える料理は食べられるうちに食べておこうと考えるかで「食」へのスタンスが異なることになります。夫婦で、家族で、あるいは友人らと、気の合った人との会食は料理の美味しさを一段と引き立ててくれますので、そのような交歓の輪を増やしていきたいものです。


 一方、取り入れたエネルギーは身体に溜めておかないで、効率よく消化・放出しなければいけません。ジム通いをしておりますが、専ら風呂の利用に留まり、まともにストレッチや自転車漕ぎができる日は土日を除くとほとんどないのが実情です。何度目の誓いか分かりませんが、これを機会に、せめて週に2〜3回くらいは20時前に飛び込んで、たっぷりといい汗をかくようにしたいと思います。


 さて、内外とも課題、難問が山積して、日替わりメニューよろしく新聞の第一面を飾っております。


 毎日毎日重大ニュースが続くと一つ一つの意味内容をじっくりと分析できないまま流されてしまうことが怖いといえば怖いです。そんな中でも明るい話題がノーベル賞の話題です。ちょうど一ヶ月前になりますが、京都大学の本庶佑特別教授がノーベル生理学・医学賞を受賞することが発表されました。本庶先生らの研究は人の体を守る免疫の仕組みを突き止め、それを応用した最新の「がん免疫療法」として注目を浴びております。この分野での受賞は日本人では2年ぶりとなる快挙です。製品化した小野薬品工業の「オプジーボ」が保険適用になったものの、それでも数千万円もする費用負担が話題となっております。


 他方、10月2日、同じ日の日経新聞では東証「日経平均株価」が約27年ぶりに高値を回復したニュースが報道されていました。終値として、2万4,245円となり、バブルが崩壊して沈み込んだ株価がようやく回復軌道に乗ってきました。日本経済の堅調な動きを誰もが実感したことでしょう。ところが現実はどうでしょうか。あれから僅か1ヶ月も経たないうちに、一挙に3,000円も下落しています。


 米中の貿易戦争が関税に留まらずハイテク産業の覇権を巡り、かつての米ソ冷戦を思わせる、ないしはそれを上回る緊張関係が日本を含めた先進国、さらには開発途上国にモロに影響が及んでおります。米国の金融緩和政策の終了、自動車を中心とした輸入制限等により、日本経済への打撃が現実のものになりつつあるという懸念がこの間の株価急落を物語っております。この傾向は今月6日の米国の中間選挙結果次第で一層の悪影響がでてくることも予想されます。










 ≪ 和奏わかな・遼真りょうま通信 ≫


 和奏は今月、12歳の誕生日を迎えます。小学校最高学年として落ち着きと貫禄?が漂っております。ピアノや塾通いと毎日忙しく過ごしており、なかなか塩川に泊まりに来る機会がありませんが、「泊まりに行きたい」という思いを持ち続けてくれることがじいじにとっては何よりも貴重といえます。誕生日には、恒例となっている書籍に加え、電子辞書をじいじとばあばからプレゼントする予定になっております。


  一方、遼真は、どちらかというとまだ幼さが垣間見られ、これはこれで可愛いものです。最近では、「恐竜博士」を卒業して「漢字博士」と呼ばれているようで、漢字への関心が一段と高まっています。お姉ちゃんの影響でしょう。高学年用の書物ながら、ひらがな付き漢字交じりの文章を興味深く読んでいます。「門前の小僧習わぬ経を覚え」を地でいっております。




(平成30年11月1日  所長 橋本)   






                           


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