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橋本博孔税務会計事務所 〒453−0801 名古屋市中村区太閤3丁目3番12号 平野ビル3階 Tel: 052-451-8555 Fax: 052-451-8551 |
令和元年5月号 |
トピックス 〜消費税の軽減税率制度について ≪第3弾≫〜
所長のつぶやき・・・・・・ 新しい令和の時代がスタートしました。 長い連休をいかが過ごされましたか。前半はぐずついたり、寒暖の差が激しかったものの、後半は晴天に恵まれ、正にゴールデンウイークの名に恥じない10日間でした。 小生は旅行に出かけることもなく、のんびりと過ごすことができました。年末年始の慌ただしさもなく、この10連休は一日一日がゆっくりと流れていました。孫たちは関東方面を縦断するという冒険旅行?にお出かけのため、夫婦二人だけの休日でした。 何といってもこの間のメインイベントは平成から令和への代替わり、天皇陛下の退位と即位を巡る様々な行事でした。やや過剰ともいえる、お祭り騒ぎ的な要素がありましたが。昭和天皇の崩御に伴う昭和から平成への代替わりの時は華美なことを抑え、自粛ムードが事実上押し付けられていましたが、生前退位という近代稀にみる代替わりにおいては、皇居や「令和」の出典である万葉集ゆかりの地を始めとして全国各地では心からの称賛と歓迎ムードに包まれていました。 明治憲法下、天皇は神聖にして侵すべからざる存在でしたが、敗戦を機に、主権在民を高らかに謳う日本国憲法では「日本国と日本国民統合の象徴」であって、「主権の存する日本国民の総意」に基く存在です。この「象徴天皇制」は日本でも世界でもかつて経験したことの無い、未知との遭遇とも言えました。「君臨すれども統治せず」といった概念とも違う異次元のものと評することができます。 昭和天皇は戦前では現人神(あらひとがみ)であったものが、戦後の「人間宣言」を経て、象徴天皇を模索していました。これに対して、平成時代の天皇は即位の時から象徴天皇であり、戦争への痛切な反省の下、沖縄を起点として全国各地を戦没者慰霊の念で精力的に訪問され、海外でも激戦地で慰霊の誠を捧げる行脚を皇后陛下共々、自らの使命として実践してこられました。非戦の誓いと「国民とともに、国民に寄り添う」姿勢は.一貫して変わらず、象徴天皇制としての内実を盤石にしております。この流れは令和の天皇もしっかりと受け継いでくれることでしょう。 5月3日は憲法記念日でした。憲法第1条の象徴天皇制と第9条の戦争放棄は一対不可分であるとされています。連合国軍総司令部(GHQ)は封建制の廃止を加えた3項目を敗戦後の日本再生の基本的指針として定め、日本の軍国主義を徹底的に排するとともに、占領統治体制への抵抗を除去して円滑な実施を図りました。その意味では、天皇の戦争責任を棚上げして、恒久平和と福祉国家を重視した日本の戦後の再建には象徴天皇制が決定的な役割を果たしたということができます。 日本人のアイデンティティ、民族性に深く関わる天皇制ですが、30年間の平成時代の天皇陛下の実践的な行動と相俟って今後も「象徴天皇制」として揺るぎないものとして確立していくのではないでしょうか。 ≪ 和奏わかな・遼真りょうま通信 ≫ 中学生になった和奏にお祝い金を贈ったところ、お礼の手紙が届きました。「お祝いありがとうございます。これは、自分の部屋に置く、自分専用のベッド代として使おうと思います。すごく楽しみです。初めて自分用の部屋ができるんだなと、期待に胸をおどらせています。・・・」嬉しい便りでした。 遼真もお姉ちゃんの庇護はなくなったものの、すくすくと2年生の生活を楽しんでいるようです。今度はいつ会えるか、今から楽しみにしております。 (令和元年5月7日 所長 橋本) |