橋本博孔税務会計事務所

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令和2年8月号



 トピックス ~「家賃支援給付金」~


 今年度の第2次補正予算で創設された「家賃支援給付金」は、新型コロナウイルスの影響で売上減少に直面した事業者の事業継続を下支えするため、地代や家賃の負担軽減を支援する給付金です。


 申請日の直前1か月以内に支払った賃料をもとに算定され、中小企業には最大600万円、個人事業者には最大300万円が支給されます。


 今回は「家賃支援給付金」についてご案内します。


 詳しくは当事務所にご相談ください。




 1.給付対象(【1】、【2】、【3】すべてを満たす事業者)

 

【1】 2020年4月1日時点で、資本金10億円未満の中堅企業・中小企業、小規模事業者、フリーランスを含む個人事業者

 ※医療法人、農業法人、NPO法人、社会福祉法人など、会社以外の法人も幅広く対象

 ※今後も事業を継続する意思があること


【2】 2020年5月~12月の売上高について、1か月で前年同月比50%以上減少または、連続する3か月の合計で前年同期比30%以上減少のいずれかに該当する


【3】 自ら事業のために占有する土地・建物の賃料の支払い




 2.給付額

 

 法人に最大600万円、個人事業者に最大300万円を一括支給



 3.算定方法

 

 申請日の直前1か月以内に支払った賃料に基づき算定した給付額(月額)の6倍

 法人の場合

  「支払賃料75万円(月額)以下の部分は支払賃料×2/3」

  「支払賃料75万円(月額)超の部分は支払賃料×1/3」    ※100万円(月額)が上限


 個人の場合

  「支払賃料37.5万円(月額)以下の部分は支払賃料×2/3」

  「支払賃料37.5万円(月額)超の部分は支払賃料×1/3」  ※ 50万円(月額)が上限



 4.対象となる賃料

 

 店舗や事務所、工場だけでなく、駐車場や倉庫なども対象

 ◎賃貸借契約書で賃料と一体となっているような共益費も対象

 ◎消費税込みの金額で申請可能

 ◎同族関係者間や親族関係間(一親等以内)での取引は対象外です!

 ◎転貸している場合には転貸部分に係る賃料を除いて、自らが使用・収益する部分が対象



 5.申請期間

 

 2020年7月14日~2021年1月15日



 6.申請方法

 

 専用のウェブサイト経由で電子申請  *申請サポート会場あり



 7.必要書類一覧(法人の場合)

      

確定申告書別表1(受信通知)、法人事業概況説明書(両面)、

売上減少書類(比較する月の売上)、賃貸借契約書、

支払証明(3か月分)、給付金入金口座のコピー(表紙・表紙裏見開き)、

誓約書(様式2)








所長のつぶやき・・・・・・


   コロナ禍・集中豪雨・暑中のトリプルお見舞い申し上げます


 今年は例年に比べて梅雨明けが遅く、東海地方もようや梅雨明けとなりました。先月は九州・熊本地方、更には東北・北陸地方が50年・100年に一度という異常な集中豪雨に見舞われました。被災地の皆様には心よりお見舞い申し上げます。


 加えて、コロナウイルスの感染状況はますます深刻な状態になっております。この「つぶやき」でも毎月のようにその拡大傾向にコメントさせていただいておりますが、2月号で「感染者が1万人を突破し2万人近くへと増加の一途です」と書きました。わずか半年前の表現が嘘のようです。今では、全世界で1700万人を超え、死者の数も70万人に迫っております。このまま有効なワクチン開発が進まない限り年末までに2000万人はおろか、最悪5000万人を突破して、死者の数も100万人を軽く超えていることでしょう。一日当たりの新規感染者数が20万人に達しており、日本でも確実に第2波が発生しており、東京以外の地方大都市圏(とりわけ愛知県)にも深刻な拡がりをみせ、極めて憂慮すべき事態を迎えております。拙速気味の「GOTOトラベル(トラブル!?)」が感染拡大に拍車をかける悪循環になりつつあります。


 なんといっても今回の新型コロナウイルスの特徴は強毒性ではなく、変異のスピードです!仮に特定のコロナウイルスに有効なワクチンが開発されたとしても、明日には別のウイルスに変異しているという底知れぬ脅威・恐怖に立ち向かうことになります。この点が、かつてのサーズ、マーズあるいはエイズウイルスとの決定的な違いといわれています。


 以上のことを現代政治のパワーゲームの視点から見てみると、コロナウイルス禍でのワクチン開発が世界の勢力図を大きく塗り替える可能性・危険性を秘めております。近代では経済力・軍事力が原動力になって大英帝国からパックスアメリカーナへとパワーバランスが大きく変動しました。これが、近未来ではワクチン開発が取って代わるというものです。この傾向を以下のように表現しているレポートがあります(ダイキNEWSより)。


 『世界の白地図に、ワクチンという傘が拡がっていくことを想像してください。米国が開発したワクチンを使う国には星条旗の傘、中国が開発したワクチンを使う国には真っ赤な傘、欧州の開発したワクチンを使う国にはブルーの傘・・・。自国での開発が難しい、他に頼らざるを得ない国には、いずれかの傘が拡がっていきます。ワクチンが安定的に供給されることで、その国の経済と国民の命が担保されることになります。ワクチン開発国は今後の資源開発や投資において強い影響力を持ちます。仮にワクチンの開発、供給が大幅に早まったとしても、新型コロナとは、この先、何年、何十年も付き合っていくと考えた方がよさそうです。』とのこと。


 我が国もワクチン開発の先進国として「日の丸ワクチン」を一刻も早く開発し、できることならば、「透明なビニール傘」として自国だけでなく、発展途上国を始めとした全世界に拡げていくことを期待するものです!
















 ≪ 和奏わかな・遼真りょうま通信 ≫


 二人とも、長い休校期間を経て、待望の授業を味わったものの、それも束の間、今度は正規!?の夏休みに入っております。とはいえ、お盆明けには登校が始まり、慌ただしい夏休みになっております。


 塾やスイミングスクール等の習い事がありますが、限られた時間を有効に使い、夏休みならではの体験をしてもらいたいものです。


 できれば、その一助に、じいじとばあばが参加できれば嬉しい限りです。田舎の雰囲気がまだ残っている我が家で、好物を用意して待っていますよ!。




(令和2年8月3日  所長 橋本)   






                                 


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