橋本博孔税務会計事務所

453-0801 名古屋市中村区太閤3丁目3番12号 平野ビル3階

Tel: 052-451-8555  Fax: 052-451-8551

Homepage:  http://www.aichi-iic.or.jp/co/hasimoto-tax/

令和2年11月号



 トピックス ~続「配偶者居住権」の消滅と中小企業の新しい生活様式・働き方対応支援補助金のお知らせ~


 前2号では民法等の一部改正により創設された『配偶者居住権』についてご案内させていただきました。


 今号は『配偶者居住権』の消滅についてご案内し、名古屋市内中小企業者への補助金をお知らせします。


 詳しくは当事務所にご相談ください。




 ≪ 配偶者居住権の消滅 ≫

 

 配偶者居住権は、配偶者が被相続人の所有する建物に居住しており、一定の要件を満たす場合に、被相続人の死後もその建物に住み続けることができる権利です。



 1.関係者が死亡した場合(二次相続)

 

(1)配偶者が死亡した場合

 配偶者が死亡した場合には、配偶者居住権が消滅します。相続税の課税関係は生じません。


(2)配偶者より先に所有者が死亡した場合

 配偶者より先に居住建物等の所有者が死亡した場合には、居住建物等の所有権部分についてのみ所有者の相続人に対して相続税が課されます。




 2.期間の途中で合意解除や放棄等があった場合(譲渡はできない)

 

(1)対価を得ることなく配偶者居住権を消滅させた場合

 原則として、配偶者から居住建物等の所有者に対して贈与があったものとみなされ、建物等所有者には、その消滅直前の配偶者居住権の価額に相当する利益に対して贈与税が課されます。


(2)対価を得て配偶者居住権を消滅させた場合

 配偶者に対して譲渡所得(総合)として課税されます。(被相続人の取得時期を引き継いで短期・長期の区分を行う)



 ≪中小企業の新しい生活様式・働き方対応支援補助金≫のお知らせ -名古屋産業振興公社-


 1.補助金の概要

 

(1)概要:名古屋市内中小企業者に対して、新しい生活様式に対応した事業展開・働き方への対応に必要となる設備・機器等の導入に要した経費の一部を助成


(2)申請期間令和2年10月20日㈫~令和2年11月19日㈭まで *簡易書留、申請締切日消印有効


(3)補助額:1事業者あたり上限50万円 *購入・施工等費用が20万円以上


(4)補助率:補助対象経費(購入・施工等費用)の3/4(75%)以内



 2.主な交付要件

 

(1)補助対象者:すべてを満たす方

  ●中小企業者
  ●本店又は本社が名古屋市内である方(個人事業主は、現住所が名古屋市内である方)
  ●3期以上確定申告を行っている方
  ●公序良俗に反する事業を営んでいない方 等


(2)補助対象経費:以下の要件をすべて満たす設備・機器等の購入・施工等に要する経費


 【1】 新しい様式・働き方に対応した事業展開等に必要となる設備・機器等

 【2】 名古屋市内の事業所等に設置する設備・機器等

 【3】 令和2年10月20日以後に契約し、購入・施工・リースする設備・機器等

 【4】 令和3年1月31日までに納入・工事等(および支払い)が完了する設備・機器等








所長のつぶやき・・・・・・


 秋本番を迎えております。澄んだ空気を満喫すべく、思わず郊外を散策したくなる今日この頃です。


 コロナの影響もあって三密を避けなければなりませんが、戸外を散歩するのであれば、そんな心配も無用です。最新のスポーツ医学情報によれば、ウォーキングやジョギングを適度に実行するのとしないでは健康寿命や認知症予防効果に大きな影響があると報告されております。できるだけ車の利用を控えたり、室内でも体を動かす工夫をしたりすることによって身体機能の維持向上に努めていきたいものです。


 日中はまだまだぽかぽか陽気であっても、朝晩は10度近くまで冷え込んできております。寒暖の差がけっこうありますから、適度な寒さ対策をしつつ風邪にかからないようにしたいですね。ましてや、コロナの感染とインフルエンザのダブルパンチは願い下げにしたいものです。


 もう遠い昔のように感じられますが、昨年の今頃は明るい話題で持ちきりでした。そう、ノーベル化学賞に吉野彰(旭化成名誉フェロー)先生が選ばれたニュースがありました。また、お目出度い話題として、5月に即位を果たされた天皇陛下が内外共にその正式な即位を宣言する「即位礼正殿の儀」が皇居にて行われました。


 このほかにも、ラグビーワールドカップ2019日本大会で盛り上がっておりました。史上初のベスト8を勝ち取って「ワンチーム」という掛け声が耳に心地よかったです。今年のオリンピック開催への期待感を一層駆り立ててくれました。


 そして、新年の挨拶では希望に満ちた言葉があふれていましたが、あにはからんや、2月以降は一転してコロナの猛威に曝され180度暗転して今日に至っております。航空運輸、観光産業、飲食業界等、業種によっては売上が一瞬にして蒸発してしまったり、解雇されて路頭に迷うまでに追い込まれたりしております。まさに「天国から地獄へ」という表現が大袈裟ではない展開を見せております。


 もちろん、政府としてもかつてない超大型の補正予算を編成(持続化給付金等、GOTOキャンペーン等)して困難な状況に追い込まれている事業者・納税者への支援に最大限取り組み、国民生活の破綻をかろうじて防いでおります。とはいえ、まだまだ予断は許さないものの、自動車生産台数がコロナの影響が無かった前年同月比でプラスに転じるといったように、ようやく曙光が見られるようにもなってきております。困難な狭き道ではありますが、コロナ禍の拡大を抑えつつ経済の再生を図るという二刀流を進めていくほかにありません。


 さて、いよいよアメリカ大統領選挙の結果が間もなく判明します。常識的にいってバイデン氏の勝利と思われますが、玄人筋ではトランプ氏の逆転勝利が秘かに喧伝されております。衰えたりとはいえ、世界の超大国のトップリーダーに対称的な二人のどちらが就任するか、アメリカ国民ならずとも大いに関心を高めております。













 ≪ 和奏わかな・遼真りょうま通信 ≫


 和奏は先月で14歳になりました。身長もばあばと並んで160㎝となっております。これでも同級生の間では普通の身長とか。隔世の感があります。誕生日プレゼントのリクエストも控えめでしたが、細々したものとともに、ばあばからの洋服と一緒にプレゼントすることができました。まだまだ幼さが残っており、これはこれで貴重でした!。


 一方、遼真は昨年から始めたピアノの初めての発表会に臨みました。ママとの連弾とソロの2曲を間違えることなく弾き終えました。直前までの練習では完璧ではなかったとのこと。緊張はしていたものの本番に強いタイプのようです?!。次回の発表が楽しみになりました。




(令和2年11月2日  所長 橋本)   






                          


戻る