屋上緑化や壁面緑化はこれで決まりベンチャープラザ中部2001選定ビジネスプラン

 

名東化製株式会社 代表取締役 野村賢一の発表台本

題名

屋上緑化・壁面緑化の総合システムコンサルティングプロジェクト

参加目的:販路拡大・事業提携先獲得

 

会期:平成13年12月5日 水曜日 9:30−17:00

会場:名古屋国際会議場2号館 233号会議室 10:30−11:10

主催:経済産業省中部経済産業局、中小企業総合事業団

共催:雇用・能力開発機構愛知センター

後援:愛知県、岐阜県、三重県、富山県、石川県、名古屋市、中部ニュービジネス協議会、愛知労働局

ベンチャープラザ中部2001は経済産業省中部経済産業局と中小企業総合事業団主催で東海・北陸地区から応募多数の中20社が選抜されて12月5日と6日の二日間にわたり各10社が発表と展示を行いました。

ベンチャープラザのURL

http://www.chubu.meti.go.jp/venture/plaza/index.htm

 

 

ご注意:当日の発表はOHPのシートを用いて行ないました。OHP−1のように番号が出ていますが、ここには画像は載せず台本のまま掲載させていただきました。

当日会場で配布させていただいた資料も添付させていただきました。

 

ご挨拶

皆さん、こんにちは。名東化製株式会社の野村賢一です。本日は弊社の屋上緑化・壁面緑化総合システムコンサルティングプロジェクトの発表にご参加いただきありがとうございます。

弊社は昭和26年に祖父野村清によりゴム製品の製造業として会社が設立され、今年で50周年を迎えています。私は大学卒業後、化学品専門商社の長瀬産業株式会社に5年勤務して医薬品原料、農薬の原料の開発と輸出を担当し16年前に父が死去した後に事業を継承して今日に至っています。今は環境技術情報商社として環境関連の資材と技術を取扱っています。本日はこの緑化の都市部での展開のパートナーを探す目的で参加させていただきました。よろしくお願いいたします。

 

屋上緑化・壁面緑化に関して(問題を提議する)

皆さん、今日お話をさせていただくのは屋上緑化・壁面緑化に関しての画期的な展開についてですが。まずこの屋上緑化・壁面緑化につきまして簡単に説明をさせていただきます。(OHPNo.1を出す)緑化方法の一つにに特殊空間緑化という分類があり、通常の緑化技術では緑化が困難であり基本的に建築物あるいは土木構造物に付随して存在する場所を特殊緑化空間といいます。特殊空間緑化はそれらの空間を緑化する総称です。特殊緑化空間は「屋外の人工地盤」、これが屋上緑化の担当部分、「壁面」壁面緑化の担当部分、「屋内」の3つにに分かれます。(OHP-2お願い)

 

狙いは以下の3つです

低負荷 

ヒートアイランド現象の緩和、断熱効果による冬期、夏期の

エネルギー消費の低減、30坪のマンションで年間で10万円

事務所で2−3割のエアコンのコストを減らすことができます。

屋上面で最大摂氏15度、階下の部屋の室温は2.0−2.4度低下すると言われております。東京の場合、屋上・壁面緑化の普及率が50%まで達すると年間で約300億のエアコンのコストが削減可能でそれは原発二基分の電力に相当します。

 

循環 

保水力の増大や大気浄化など水や大気の自然循環構造をつくりだします。

 

共生 

生物の生息空間を随所に確保して都市のやすらぎ効果を実現します。

 

この中で一番大きいと思われるのが低負荷です。(OHP-3お願い)

 

それでは、実際に屋上緑化の画像をみていただきましょう。

 

東京の例ですが屋上がこのような快適な空間に変身をします。これだけ緑に囲まれて過せば精神的にも良い影響を与えるのは言うまでもありません。次の画像に行きましょう。

OHP−4)これは最新型の給水装置です。センサーかタイマーのコントロールになっています。これをつける場合とつけない場合がありますが高価なものです。装置そのものの価格にさらに取りつけ工事代と保守費用がかかります。(OHP-5お願い)

 

保水性20%の土で、厚さ10cmで1uあたり20リットルの水が吸収可能な土壌で1回の水やりを、その五分の一の4リットルとして100uほどの庭(10m x10m)に散水する場合、100u 4リットル=400リットル(ドラム缶約2本)で家庭用の水道ですと、1分あたり大体20リットルで散水するだけで20分かかります。

雨水の利用も考えられますが屋上にはあまり大きなものを置くことは好ましくありません。

次は壁面緑化の画像です。壁面緑化の典型的な例は甲子園球場です。あのような蔦類を這わせるタイプと建造物にはめ込むパネル形式のものがあります。這わせるタイプは時間がかかりますので工期の関係で最近ではパネル形式のものが増えて来ています。施工後、直ちに壁面の緑化が可能です。一度に大量に使うことができてビジネスにというと何と言ってもパネルです。

次に市場規模です。(OHP-6お願い)

 

それぞれの市場規模はこのようなものです。東京都の屋上緑化可能な面積だけで港区の全面積に相当する大きさがあります。

行政側の建築の際の規準、助成、銀行の低利融資制度は大都市を中心に全国的に充実しています。大きな市場が皆さんの前で扉を開けて待っています。現在の市場規模は年間で100億円、5年後は1,000億円と予測されています。

 

名東化製の出番

こんなにいいこと尽くめなのに普及が今ひとつなのは何故でしょうか?

原因はいろいろと考えられます。価格的にも決して安いものではありません。技術に関しては植物の生態などの農業、林業の関係の知識のほかに素材としての化学の知識とさらに建築土木と幅広い知識とノウハウの蓄積が要求されています。弊社は各分野の専門家の皆様をつないでその間を走るという立場でこれまで来ました。(OHP-7お願い)屋上緑化の構造をそれではみてみましょう。

どの会社のものも構造がよく似ています。これで決まりといえる方法はないと思います。

 

今まで弊社が手がけてきた、さらに緑化が困難な場所で同じことをやればほぼ100%の確率で枯れます。緑化困難地域といいますと海岸の海水がかかりそうな海辺で土質が保水性に乏しいような珊瑚や砂地の沖縄・九州での防風林移植(既に過去10年の間に各地で100万本近い数を移植済み)さらに土壌が緑化に向かない瀬戸内海の禿山の島のN島での移植も成功しています。今までこのような困難な案件が弊社に持ち込まれることが多く、その都度解決をしてきました。

弊社の旧来のお客様は公共事業の緑化を専門にするゼネコンや林業事務所、森林組合のようなプロ集団で、過去にいろいろな地域で、いろいろな環境下でさまざまの緑化を、ハードとしてのケミカル、バイオケミカルの素材の選択さらにソフト面では運用技術の有形、無形のノウハウを積み重ねてまいりました。植物の場合、移植の難易度が植物の種類により異なりますし土壌や周囲の環境やら総合的に判断すべきケースが多く、水やり一つとっても配慮のない水遣りで枯れるケースも多いです。今までにあげた貴重な実績を屋上緑化、壁面緑化の中で活かしていきたいと思います。難しい所の技術をより易しいところに使えば鬼に金棒状態です。

厳しい大自然の中で鍛えられた技術は負けません!

弊社のシステムができるのはこの図の、土中の部分には吸水性樹脂のウオーターワークス、菌根菌を使用し、地表面で水溶性のポリマーのアンチストレスをスプレーします。水分に関する植物のストレスをコントロールして、さらに栄養分の吸収の効率化を達成します。

今の皆様が個々にされている緑化の方法に弊社のシステムを加えていただくだけで基本的にOKです。あらゆる形状、地形の中で弊社のシステムはお客様の都合に応じて使用ができます。(ご来場のお客様には、3つの品目を説明したものをお渡しする)

世界中で多くの量が緑化目的で使用実績のあるものを選んでいます。全世界のほとんど全ての水不足の問題が生じる場所(例えば中近東地域を含め)使われて実績をあげています。既に日本に入って10年以上、沖縄、九州地域の100万本以上の防風林の移植などを中心にやってきた実績があります。

弊社はこうしたケミカル、バイオケミカルの素材の使用の詳細に関して様々な皆様の御相談に応じたいです。(OHP−8お願い)

個々のシステム内の素材は全て卓越していますが画像として是非見ていただきたいのが吸水性樹脂ウオーターワークスの根との親和性のものです。根が樹脂と直接接触して直接必要なときに必要なだけの水を吸い上げることができることにより緑化を革命的に変えていきます。水耕くんというヒヤシンスの水栽培のセットに18日に水の代わりに給水させた樹脂を入れて球根を入れて発根し始めた24日の状態です。光っている部分が樹脂です。根が樹脂を貫通しており、旧来の樹脂にはほとんど見られない特性です。

メインテナンス面では水を75%節約、肥料は25−50%、その他のケミカルは50%の削減が可能です。その他の軽量土壌、防根シート、貯水・排水ボードは今のものをそのままご使用いただくか、さらに安くて高性能なものにお客様の側で変えていただければOKです。(OHP−9お願い)

これらを使用した屋上緑化の現場の画像をみてみましょう。

これはどなたもご存知の某一流ハウスメーカーの屋上緑化の工事の現場で弊社のシステムが使われている画像です。植えているものは芝です。

OHP-10お願い)

屋上緑化・壁面緑化の問題点は以下の3点です。

 

給水などの保守のコストと、水不足による水枯れ

初期費用の高さ(建設費)

植物の種類が限定されること

 

給水に関しては水が75%節約できること(感覚でいいますと9月の気温の状態で栃木県の宇都宮辺りで2週間給水しないで大丈夫という状態)がありますし、その他のものも25−50%の削減が可能で水枯れ萎れのリスクを減らします。

基本的にかん水装置は不要、メインテナンス不要です。

物の種類に関しては現状、植物の種類が屋上緑化、壁面緑化ではセダム類、ヘデラなどいろいろとありますが変化を求めようとすると種類が少なく問題が出てきますが弊社のシステムの使用により、その範囲は今可能なものはもちろん、今まで無理と思われてきたものまで植えることができるようになります。

安くて、最高の性能、使いやすくて、手間要らずというのが弊社のシステムの特徴です。

 

そんな訳で、屋上や壁面を緑化をしようとお考えであれば是非弊社に相談していただきたいです。よき解決の方法が見つかります。。(OHP-11お願い)

 

緑化が困難であった場所の成功例の説明をいくつか御参考のためにさせていただきます。(OHP−12お願い)

岐阜の長良公園に移植した桜の樹齢100−150年の老木のケースです。かなり危険度が高かったので、樹木は一本一本、樹木医が健康診断して木の健康状態、病気の有無をカルテにしてそれに基づき移植方針を出して行ないました。

次は新潟県新発田市の海の近くのゴルフ場のアカマツの移植の例です。(OHP-13)

移植して1年後の比較です、枝の状態やらグループの状態が全く違います。(OHP-14お願い)上手くストレスをコントロ−ルしたケースとそうでないケースの違いがはっきりと出ています。屋上緑化の定番の商品、工法はまだ決まっていません。今が参入の絶好のチャンスです。

隣の部屋のブース番号B-1で展示もしております。このプレゼンでお見せできなかった写真やその他の資料もありますし現物に来て見て触っての体験もできます。この後是非ご都合の宜しい皆様はお立ちよりいただきますようにお願いします。

 

どうも御静聴ありがとうございました。

12月5日の当日配布資料です。

 

名東化製株式会社が使用の3つのケミカル、バイオケミカルに関して

 

水やりの手間を省く緑化、農園芸用吸水性樹脂

ウオーターワークス

ウオーターワークスは世界40カ国以上で最も多く使用されている緑化・園芸・農業専用の吸水性樹脂で植え替えの際に土の中に入れて使用をします。吸水性樹脂ウオーターワークスは水枯れ防止、水不足の防止に本当に効果があり75%の水やりのコストを削減できます。日本でも防風林の移植だけで既に沖縄をはじめ西日本で約100万本に使用されています。

特長

水を75%節約し、散水、給水作業を大幅に省力化します。屋上緑化など水不足になりやすい場所の緑化に最適です。

肥料効率を向上させて(25−50%コストを削減)塩類濃度障害を防止します。

成長を20−40%促進します。

樹脂と根の親和性は極めて強く根が樹脂から直接、水分を吸い上げます。

水枯れ、根腐れを防止します。塩基置換容量などの土壌改良をします。

発芽率、移植後の生存率を向上させます。

熱、ケミカルなど耐久性が強く5年間は土中で有効で、生分解性もあります。

 

植物用ダメージケア、水溶性抗ストレスポリマー

アンチストレス

アンチストレスは植物用ダメージケアの液体の水溶性ポリマーです。暑さ寒さや乾燥から植物を守り水分量を一定に保ちます。水で希釈して植物の葉と茎にスプレーすれば半透水性の皮膜を形成し主に気孔の開閉をコントロールして通常の35−40%水分の低下を防ぐことができ、水不足、急激な温度変化、霜・凍結、強風によるストレスから植物を守り移植後の生存率を向上させます。長時間(45−60日)有効で自然に分解します。植物の呼吸・光合成を阻害せず、成長促進や収穫量増加に寄与します。米国食品医薬局の食用植物に対する使用認可済の商品です。安全性に問題はありません。他のワックス系の蒸散抑制剤で問題になることがある油焼けがありませんし、二度がけができます。植物用抗ストレスポリマーのアンチストレスは旧来のワックス系の商品よりもはるかに性能がよくて生分解性もあり環境にもやさしく水分ストレスの強い屋上緑化には最適の素材です。

特長

植物の葉、茎にスプレーすれば水分量の低下を防ぎます。(通常の35−40%減)

水不足、急激な温度変化、強風などによるストレスから植物を守ります。

皮膜に生分解性があり45−60日で自然に分解します。

植物の呼吸、光合成を阻害せず、成長を促進します。

季節を問わず使用でき、油焼けがありませんし、重ね塗りができます。

 

植物界のインターネット 菌根菌製剤

バイオオーガニックス

バイオオーガニックスは7種類の内生菌根菌(VA菌根菌)とさらに2種類の外生菌根菌を加えた2種類があり、ほとんど全ての植物の成長を助けます。植物は根の部分で微生物と共生する領域を持ち、栄養分の交換にとどまらず相互に有効な環境を作り出しています。既存の微生物剤と異なり植物本来の共生を利用するので収穫量や糖度がアップして病害虫に負けない植物本来の生命力を向上させます。具体的な効果としては、植物の成長を促進する、移植の成功率を高める、健全な土壌を作る、肥料の投入量を減らす、収穫高をアップさせる、病害、水分ストレス、塩類ストレスに対する抵抗力を向上させます。1360gで若い木の移植で約400本に使用が可能です。移植時に根鉢の周囲に振りかけるか、植え穴にまく。本当に効果がある菌根菌バイオオーガニックスは世界で最も多くの量が使用されている菌根菌製剤です。ヒートアイランド現象対策の屋上緑化・壁面緑化にに最適の素材です。

既存の商品にない特色

#資材の品質が安定している

#長期間の保存にも耐えられる

#旧来のものと比較して殺菌剤等に耐性がある、土壌に定着しやすい

 

用途

芝地: ゴルフ場、競技場、公園

園芸: 植木鉢、プランター、花壇、壁面緑化、屋上緑化

緑化工事:植生工事、植栽工事、防災林

農業: ハウス栽培、育苗床、種子コーティング

 

 

名東化製株式会社

〒464−0850

名古屋市千種区今池五丁目6−11

電話 052−731−1396 Fa 052−741−0782

 

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Original: 2002-March-12; updated: 2004-May-13; (C) 2002 by Meitoh Kasei Co., Ltd.名東化製株式会社,all rights reserved.
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